ライトノベル三大奇書
http://d.hatena.ne.jp/kazenotori/20060912/1158030172
http://maijar.org/?q=node/652
むしろトンボさんを支持したいなあ。
歴史的観点みたいなんもやっぱり欲しいし。ぶらじま太郎『東京忍者』真行寺のぞみ『血まみれ学園とショートケーキプリンセス』あたりはこの十年ずっと怪作ライトノベルを発見したと浮かれる若いのにBUKKAKEる冷や水*1の役割を果たしてきてたし。
谷川流『絶望系 閉じられた世界』はでも、個人的には面白かったけどこんなもんじゃね、と思ったので、奇書といわれると違う感じがします。古橋秀之作品なんかもそうなんだけど、理知的で抑制が効きすぎていて、わけのわからなさに欠ける。あのベストセラー作家が何をとち狂ったかこんなのをジャンルならば秋田禎信『閉鎖のシステム』の方が何考えてんだかわかんないと思います。桜庭一樹の単発いやな話系はライトノベルレーベルに依拠しすぎで、奇書とはいえない。
野村美月『天使のベースボール』とかも大変奇妙な作品なんだけれど*2完結してないのがネックだなあ。野村美月を入れると方向性は違うけど初期こばめぐも外したくなくなってくるし、さらに公野櫻子先生は、とか思うし……。
んーう、中村九郎は単に天才だと思うのだけれど、ぶらじま太郎も天才には違いないし、そうなると『ロクメンダイス、』は入っていいのかなあ。
ここは『ロクメンダイス、』を入れるならライトノベル四大奇書、それを外すとライトノベル三大奇書、というシステムでどうだ。『匣の中の失楽』の位置ね、『ロクメンダイス、』が。
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