D.C.S.S.見返し中

 ことりが恋人ならことりが起こしに行けばいいし環が許嫁なら環が起こしに行けばいいし音夢先輩の代わりがしたいならわんこがお弁当も作ればいいと思う。いっそ親友の杉並が起してやれよとも思う。
 サポート部隊、にしてしまうのはなんだ、なんだろう。
 杉並に起されたいな。ガイトさまの声で。
 なお、眞子は杉並とくっついちゃえよ、と思う俺だった。ファーストシーズンの最終展開あたりから。それで杉並が純一を起こしに行くのにやきもちを焼く眞子、など、妄想するだに萌える。杉並が。
 

ぱにぽにだっしゅ!

 脳に俄かにみゆみゆ野が生じて、これはこれでいいんじゃない、という結論に達しました、先週先々週のをさんざ見返したところ。ていうか阪田佳代との相性はいいんじゃないか、野中藍ほど真ん中に入りたがらないあたり。
 雪野ver.は普通に歌唱力がナニではあるのだけれどっていうか折笠は松来とか堀江とか山崎とかみたいななんだそりゃっていう凄まじい声質以外の声優に必要とされる資質の全てを高いレベルで備えていていやまあ爆発力のある声質が全てというのも確かにそれはそうなんだがまあでももうどうしたもんかと思うがにしてもこれがこれこそが声優さんの歌であるなあとこう、その、OPテーマとしては生田美月146cm以来の快感つーかハピ☆マテ六月でもいちごコンプリートでもいいじゃんではあるもまあそれはそうと声が細っちゃってるのとか素で萌える。玲よりもう一段太い声が雪野にはあり、折笠からすれば姫子は特段に太い声使ってるので地声は俄然雪野の方が太いのにこの曲に使ってる声に関しては逆転気味、というのが面白い。というか、このアニメがかなり声と演技を寄せている事がわかります。南条生天目ベホイミ門脇あたりを考えても。
 どっちの信者でもないのであっさり同一線上に並べるが、『あずまんが大王』がものすごく声を散らしていたのとは好対照。
属性 あず ぱに
チビ 金田 斎藤
眼鏡 田中 雪野
バカ 樋口 折笠
ボケ 松岡 野中
 とまあこのように。ぱにぽにのメインヒロイン声優固めはちょっとすごいな。

D.C.S.S.

 結構よかったです。
 最近話題の魔法少女漫画の担当が魔法なんていらないと言い出すものかよ、というあたりはおいておいて。
 ちゃんとななこの話になっていた、というだけだけど、ギャルゲーのアニメ化にはそういうのって大事よね。P.S.だからギャルゲーな。
 先週のが環の話にまるでなってなかったのは雲泥の差、と言いたいところだが野球部員のやる気のなさとかアイシアに結局ははっきり文句言えない感じとかのビビッドな描写に比すると、何故か魔法を毛嫌いする編集さんの描写はいかにも安っぽく、そこは今週のが泥と言う他あんめえ。
 どうしてこうも上手く行かないのかしら。
 妹が二人いて、一方とはラブラブ同居もう一方とは昔の約束ありの主人公にさらに許嫁をぶっこむというキャラ追加やっぱりバランス悪いよな。
 別に環萌えでもなんでもないっつうか頼子さんさえいてくれればそれでいいんですが、アニメスタッフに持て余されてる感じはあるわね、環。
 不憫だ、と思った瞬間萌え回路にガッと火花が走ってしまうのは我々エロゲーマーのテラキモスな部分である事です。
 

エウレカセブン

 竹田青滋は戦争描かない方がいいと思う。Pって立場だから描かせない方がってのが正確なのかしらね。
 どういうリアリティで描けている予定なのかしら。
1正義の戦い
 1−1主人公が宣戦する主体
 1−2主人公は動員される客体
2所与の事態
 2−1それをどう受容するかは問題化されない
 2−2それをどう受容するかが問題化される

 1と2は排他的な関係ではないので厳密な分類ではないけれど。
 ガンダムを例にとって説明します。
 1−1が『ターンエー』とか『ガンダムW』とか。古臭いようであるけれど、アニメなら正直こんなものでも悪くないと思う。正義がどの程度相対的でなければならないかは作中のいろいろのバランスだが。
 1−2が『Z』とか『逆シャア』とか。正義をちょっと揺らしてやるだけで後味の悪い話が作り易いです。
 2−1はファーストとか『ZZ』とか『0080』とか『08』とか。王道っちゃ王道。かったるくないのが美点。
 2−2は非竹田ガンダムだとちょっと見当たらないかも。あえて言えば『0083』。受容済みのガトーと未受容のコウの対比の話、と読めば。ガキ臭いっちゃガキ臭いんだよね、所与ってのは有無を言う余地がなければこその所与だから。それでも非を唱えねばならない切実さをどう演出できるかが勝負の分かれ目。『0083』は負けた、と思っている俺だった。
 『V』はなんかどれとも言いがたい。
 で。
 竹田作品、まあこの場合種デスエウレカだけど、種は2−2、デス種は1−2です。だから種はえうーな出来でデス種はかったるくなく楽しめる。じゃあエウレカはっていうとこれも2−2、一番失敗しやすいパターンなわけですよ。
 そうまでして2−2に拘る理由がね、わからんのですわ。
 この分類がどういうリアリティで戦争を描くか、であって戦争のリアリティをどう描くか、でないのは注意がいるところです。
 戦争のリアリティ、戦争ってこういうものだったよっていう体験談的なあれを考えるなら、1−2か2−1がいいに決まってるわけです。「大東亜共栄圏のために戦った」か「有無を言わさず巻き込まれた」。まあ、そんなもんです。「俺が受容しなかったので太平洋戦争はなかった」と本気で主張するのはただの困ったさんですし、「俺が太平洋戦争を起した」ってのはヒデキやヒロヒトにしか言えない。アニメだと画面の中の事は画面に映っているもので説明したいので、ヒデキやヒロヒト的な登場人物がフォーカスされるのはまあ当たり前、創作の経済性の問題です。
 で。
 1−1、1−2、2−1でなければならない理由はまあそれぞれある。
 2−2でなければならない理由はじゃあなんだ。
 考えられるのは、戦争がシャカイとかゲンジツとかのメタファーだから、というあたりですか。それは別に普通に社会に出て困ったりする若者の話をかけばいいんじゃないかしら。
 
 それはさておき、今回はあんま目すべりしませんでした。
 ホランドはただのダメな人、と思い決めればドラマに納得がすごくいく。
 レントンが脱走する展開がファーストまんま、新キャラの男の方がランバ・ラルまんまなのはご愛敬。レイとチャールズねえ。
 いや、いいけど。