マクロス7

 TVKの再放送。
 OPのCGは時代考えると異様な高水準。異様、ってほどじゃあねえか。まあ、でも、よくやっている。
 ああ、というか、これは素晴らしいな。
 素晴らしい。
 今季最高のアニメはこれで決まり。えー?
 櫻井智は当時的な水準からすると、恐らくは古臭い。下手というよりは。笠原弘子的なお姫様感を実は色濃く持っていたんだなあ、と再確認しました。
 岩男潤子の破綻のなさにも驚く。

 十数年前の俺はアニメ雑誌などに騙される純真な少年だったのですが、熱気バサラという人は熱血主人公的に紹介される機会が多く、そのような期待を持って本編に臨むと何かが違う、ということに戸惑って、この作品にあまりハマれなかったのでした。
 今見ても、熱気バサラという人の陰影の複雑さには唸らされます。そんなバサラに戸惑いながらも惹かれていくミレーヌにも、ツンデレって言葉がなくってよかったなあ、とばかり。
 オレの歌を聞け、ってすごいフレーズだよな。平和と芸術への祈りと強烈なエゴと、そして無論、聞いてもらえていない現況への異議の全てが渾然一体となって、まさに熱気バサラその人を象徴する名台詞になりおおせている。
 『マクロス7』や『ガンダムW』をいいと思う感受性って明らかに『シムーン』大好きって言い出す感受性だよなあ。

 『シムーン』といえば。
 フロ嫁はモリワポの次女で。ロードレに恋をするも言い出す事無く去ったりして欲しい。死人には潔く負けておくフロぽん。あとエリフに手を引かれて戦火から逃れたりして欲しい、ロードレ。ロードレって元シヴュラにはモテるタイプだと思うんだ。
 でもヴュラフはロードレの魔力にはひっかからなそう。
 整理すると。
・カイム……フローフの元カノ。一時付き合っていたが、小さな喧嘩を繰り返した挙句、別れる。
・アルティ……ヴュラフの優しさにコロリといかれる。
・パライエッタ……若者の情熱にほだされるかおじさま漁りに精出すかどっちかだよなあ。

英國戀物語エマ第二章

 『ロミオとジュリエット』の両家の争いと、『エマ』の階級格差、をどちらも恋の障害、として抽象してしまうのならば、『エマ』と『快感フレーズ』も同じ話型だ。
 馬鹿みたいに絵的な資料を集めてビクトリア朝のイギリスを再現してのけた作画の努力って文芸の不注意で一瞬で水泡に帰するんですよねえ。下品だよね、アニメ。なんかこう、構造を際立たせようとする手つきが。
 冬馬由美、頑張ってるのはわかるが、やはり歳は歳だわなあ。

アイドルマスター XENOGLOSSIA

 83もあるのにノーブラか。
 そんなことだけか。
 アイドルオーディションと嘘をついてロボとお見合い、というのは、
http://b.hatena.ne.jp/entry/4303390
 を連想した。
 小清水が無事にならでは感を出してきていて安心した。
 堀江はならでは感はまだまだだけれど、ゆりしーでは恋愛体質に過ぎる、てのはなんとなく。
 櫻井智はまあ、色々と折り込み済みなんだろうなあ、と思うばかりだなあ。