アイドルマスター XENOGLOSSIA

 そうかマスターはレンタルお姉さんなんか。インベル=引きこもり少年、ね。
 「私自身は、このアニメを見てくれる男性たちへの応援歌のつもりでも作っています」*1てそういうことかい。なんかこう、イヤン、というか、まあそれはそれでありかなというか。時代と寝る気満々やな、というか。
 あと「だから安心して偉大な王のためにエンジンを回してあげて」とは思った。最近『ファイブスター物語』を読んでいない若者が増えたという電波を受けたので明記しますが、『F.S.S.』三巻p61の引用です。
 過去のロボットものからの引用について言えば、高橋美佳子のオペレーターは『超重神グラヴィオン』から、能登麻美子のオペレーターは『神魂合体ゴーダンナー』からの引用ですね。
 アイドルものからの引用もありまして。

今気付いたんだけど小清水が声を当てているところの高槻やよいさんが着ぐるみを着ているのはどう考えてもLAPリスペクトだよね。そういえば結城早夜の旧名は星井やよいだもんなあ。やよい繋がり。

http://blog.livedoor.jp/nknk398/archives/50993776.html
 そうなると井口裕香うさだあかりの外の人だったことも急に意味を帯びて見えてくるわけでしたが、さておいてそんなみんが大好き『LAP』で大ブレイクした茅原実里さんが東京大学へ来るらしいですよ。
http://ssa.sakura.ne.jp/may07mc.html

 日程     2007年5月26日(土)
 時間     12:00開演予定  
 会場     東京大学本郷キャンパス
 ゲスト    茅原実里さん
 参加費    無料
 応募者多数の場合は抽選となります

 そして去年の今ひとつのアイドル立志伝の傑作、『ラブゲッchu!』で彗星のごとくデビューした坂本梓馬さんも!
http://ssa.sakura.ne.jp/may07as.html

 日程     2007年5月27日(日)
 時間     13:00開演予定  
 会場     東京大学本郷キャンパス
 ゲスト    坂本梓馬さん
 参加費    無料
 応募者多数の場合は抽選となります

 みんな来てね。

 あずささんの20歳は自称である事に俺の中で勝手にしています。自称の反対は公称ではなく実数ということは公称値は虚数か! 実際の数、の意味だとactual numberで虚数じゃない奴、はreal numberっていうんだへー。
 学校が秘密基地=『ライジンオー』。ほかになんかあるかしら?
 原作のキャラデザが『トップ』のキャラデ? いや、それは考えすぎ。
 巨大ロボがマスターにガチラブ、は『ジェイデッカー』? それもこじつけじゃないかな。ホモ爽やかだったデッカードと勇太の関係に比べると随分とベタついた、ええ、まあ、いやらしい関係である事です。デッカードは人間にもある部分だけで攻めるけど、インベルは触手とか出しちゃいそう、というか。
 元ネタ的なアレで言えば、聖地巡礼のしたくなるアニメであることです。
 街が変形、は『マイトガイン』。『エヴァ』じゃねえのかっていうとまあ、『エヴァ』なんだけど、『エヴァ』ってのはあれはあれであちこちから色々集めてきたアニメで、『愛升X』はその『エヴァ』が集めてきたその元を拾いなおしている、ように見える。結果似ちゃってるだけなんじゃないかなあ。つもりとしては、『エヴァ』〜『オーディアン』は敢えて外しているのではないかしら。執事が『ビッグオー』? 『ビッグオー』はその系譜に入るのか入らんのか。
 元ネタはなにもパクリ論議がしたいんじゃなくて、まあ、ちゃんと有機的に再構成されててうまいなあって確認したいだけです。

 感想を見て回ると、やよいからの電話でいきなり解決策を思いつくのはおかしい、という指摘が散見されるのだが、まあインベルのキャラつかみ損ねてるだけかなあとも思うんだけど、ひょっとして時間経過を示す屋外の夜のカットと春香の空腹を訴える台詞を見落として/理解できなくてその時間経過の短さをもって安易だと断じてたりするのかなあと不安になります。

http://maijar.org/?q=node/1374
 えーと、二点。

知略を尽くし練習などにも工夫を凝らす

 あれはそういうのどかなものではなく、さらっとオーバーテクノロジーを持ち込んでいる、極めてアグレッシブなものです。例えば巴が提唱する走法は、古武術家・甲野義紀の影響を受けた陸上競技指導者・高野進が生み出し、末續慎吾に伝えて世界陸上でメダル獲得を果たしたナンバ走法に他なりません。そのほかにも、かなり新しめの野球・運動理論がちょこちょこ持ち込まれている。そこにニンマリする、というのが運動理論なり野球なりに詳しい人の推奨される読み方であると思われます。
 野球描写があんまり多くないのも、そのへんのオーバーテクノロジーをあんまり突付きまわし過ぎると大正浪漫から時代伝奇にシフトしてしまうがためのやむを得ざる処置かと思われます。
 もう一点。

みりおんぐらむで指摘されてますが、野球そのものについては少々怪しい部分があります

 はいはい。指摘。どんな?

そ れ は 守 備 妨 害 だ 。  スポーツやる人間として道義的にどうなのかという問題もあるけれど、それ以前にルールがおかしい。打撃中に捕手が打者に触れたら確かに打撃妨害ですが、捕球した後にバット振ってミットからボール飛ばすのを、どうやったら打撃妨害だと思えるんでしょうか。少なくとも本文描写みる限り、これは捕手の送球の妨害で立派な守備妨害です。もし家で読んでいたら本投げ飛ばしていたかもしれません。著者はあまり野球知らないんじゃないかと疑りたくなります。

http://homepage3.nifty.com/t-snow/diary/0704ge.html#070420_1
 まあ、訂正記事が既にありますが、ストライク・ボール宣告前にバットにミットが触ったら打撃妨害です、基本。余程故意と看做されれば別ですが。
 審判のコールの描写が原文にないので宣告前だったと考えるべきでしょう。
 で。

女の武器? ただずるいだけでしょう。

野球の試合がどんなに厳しくても、絶対に『男まさり』なことはしない。いい? わたしたちは可憐で、か弱くて、ちょっと殿方に噛みついてみたいだけ。爪も牙も、こっそりとしまって戦うの。それが作戦というものよ。女はね、刃を口紅のしたに隠せるのがいいところ

 っていう作品世界でそれを言ってはおしまいでは。
 個人的にはミット狙う、はルールの範囲で勝ちに行く野球、としてはありかなあ。