違う話。
http://d.hatena.ne.jp/rulia046/20050824/p3
http://d.hatena.ne.jp/tdaidouji/20050828#p1
 ハイスペック人間とロースペック人間の確執、と言えば『北斗の拳』のユダ編だと思うわけです。
 美に拘るけれど結局頬骨出過ぎなユダ、南斗の歴史で最も華麗な技を持ち女装まで違和感なくこなしてしまうレイ。
 もうなんかどう転んでもユダははなっから負けている。それはあのレイの試技を見て逃げ出してしまうシーンで明示されるわけだけれど、それ以前に初登場シーンからなんか美とか言ってるけどキモイ、てのがぱっと見で分ってしまうわけです。いや、ボーイ=ジョージの似顔絵なんですが。
 あんな顔だから美に拘ってしまったのだろうけれどあんな顔だから拘った美には裏切られるしかなくて、そんな辛い人生を送ってきたんなら六星の平和を乱すのもやむをえんか、という説得力が、あの顔の絵だけで感じられる。
 千雨に関しては、顔の造形は他のキャラと大して変わらない、ようにしか見えない。
 眉を顰めた表情が多いから、萌やすぞ、という顔こそ少ないものの、まあそれは表情の範囲。
>何もわかってませんね
>もとから美肌で/顔もよくてスタイルもいい/ナチュラルボーンキレイカワイイな/人種と一緒にしないでください
>私は素材的にいって/ごくごく普通の/一般女子中学生/なんです
 という台詞も韜晦か、さもなくば自分の画像加工・変装技術とその研鑽を強調しているように読める。実際、ステージに上がれば素材の差(があるとして)を超えて萌え仕草でナチュラルボーンのハイスペック人間に勝ててしまう。
 なんでえ、それくらいには可愛いんじゃん、というのは誤読なのですが、絵の説得力のなさがその誤読の余地を潰してくれない。

 イイタイコトは俺が『ネギま!』にはまりきれないのって結局絵の弱さだよなあ、というだけのあんま本題に関係のない事なんですが。画面の奥行き使えてない感じとか人体の巨きさが表現できてないとことかも含めて。