メタ萌え作品、について。えーっと、女の子に「ここは現実じゃなくて、私たちは本当の人間じゃなくて、誰かの見ている夢の構成要素に過ぎないんじゃないかってそんな風に感じる事、ない?」とか言われるとおっきしちゃう、という事ではなく、軽佻浮薄な萌え系を揶揄した作品を俺は作っているぜ、という態度のアレな。
 ある部分において、萌えとはメタなものに対するベタな感受性であって、である以上世間の萌えムーブメントとやらに一発カウンターを打ってみました、という態度の作品は、世代が新しいだけのベタな萌え作品にならざるを得ない。
 いい悪いではなく、それはそういうものなんだけれど、何が言いたいのかと言うと『さよなら絶望先生』は素で女の子が可愛いって事と、『ぱにぽに』とか『苺ましまろ』の原作厨の萌えじゃないんだよ主張に違和感があるって事だったりします。