花の都にゆかりんあり 廿九にしてはや声老いたり

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　ティリエルはもう少し高くていいはずのところで低い、という瞬間が多々あって、こいつもうかなみの声出せないんじゃないかなあ、と思うと寂しくなります。となると、オブザイヤーの能登を相棒に、存分に年相応の存在感を見せている『SoltyRei』かとも。
　『ましまろ』は川澄・能登・千葉という天才型の三人がこれでもかと声質の力を見せ付けてきたアニメだったので、演技勝負、秀才型の折笠はやはり弱いなあ、という印象です。その三人を並び立たせたのはむしろナバ様の力ですし。だったらむしろ地味声テクニシャン揃いの『ぱにぽにだっしゅ！』の方が、持ち味を作品全体の雰囲気に合わせて存分に発揮したと言えるかと。
　釘宮に関してはロリ宮、ショタ宮、百合宮、ツンデレ宮で別個に集計した方がいいのかなと思わなくもないのですが、まあ、江夜はエロかったですねえ。かかずに食われた印象もありますが、百合宮の最大の武器である細さを存分に使いきったところは評価したく。
　佳奈ちゃんは確かに難しいところ。C組では堀江を除けば一番可愛い声でバランスを崩してしまった『ぱにぽに』、何もかもが何故？　な『ぺとぺとさん』、巨乳感をわずかに欠いた『LOVELESS』、何故かどの声優も全然ダメな『なのはA`s』。普通に可愛い感じ、をイヤミな女らしさに読み替えた『LOVELESS』がまあ、面白い起用ではあるかなあ。