補遺。
 浅野真澄アニメオブザイヤーは『灼眼のシャナ』のような気がしてきたよ? 幸薄声優の資質を大爆発させていたのがこれだけだったゆえ。2004年なら文句なく『忘却の旋律』、2003年には『D・N・Angel』とオブザイヤーには恵まれてきた声優なんだけど、今年はどうにもあんまり弾けてなかった。
 同じくどうとも言い難いのが甲斐田裕子アニメオブザイヤーで、安定感はあるが爆発力はない、というかなくていい人だけにどれでもいいっちゃそうで、まあ、中では作品自体の声優アニメとしての質のサポート込みで『スターシップオペレーターズ』かなあ。
 渡辺明乃アニメオブザイヤーは『IGPX』か『韋駄天翔』か。男の子の珍しさを取るかつまらなくなっていった先にあった正解としての闘将キャラを取るか。『IGPX』かなあ。決してつまらないだけではない落とし所をやっときちんと見つけた、という意味で。おばん臭さMAXでかつそれでいい、ときっちり示した『スターシップ・オペレーターズ』もこの正解への道筋をつけた、ちゃんとした起用ではありました。
 清水香里アニメオブザイヤーも『スタオペ』かなあ。『極上生徒会』もよかったけど、ありゃ周りがひどすぎただけ。あのメンツ集めてどうしてあそこまでどうでもよくなるのかしら。実は『蟲師』の清水香里がかなり好きなのだけれど、ありゃ単発ゲストだしねえ。
 佐久間紅美アニメオブザイヤーはその『極上生徒会』以外にありえないわけだが。雛森副隊長もいいけどね。つうか『BLEACH』って結構いい声優アニメなんだよな、ひそかに。折笠アニメオブザイヤーはむしろあっちかという気もする。