今年のいろいろを振り返るベスト5的なあれ。
 あちこちでやってるっすね。

 中村九郎のデビューイヤーでした。
 新城と古橋はやっぱりモノが違いました。
 

 『ゾイドジェネシス』は今年ベストワンのロボットアニメ。ロボットを見せる/で魅せるという意識があった稀有な作品。何故稀有。声優的にはややびみょー。『ToHeart2』よりは伊藤静が理に適った起用をされているかしら。あのこやまきみこからお姫様っぽさを引き出したのは伊藤静との対比に他なりますまい。
 2〜5位は冬春夏秋クールのそれぞれ生きる原動力だったアニメだけれど、なんだかんだで一番毎週楽しみにしてたのは『スタオペ』だった俺。
 SF/FT仕立ての控えめな青春モノが好きすぎます。でなきゃ古橋信者なんかやってねえ。
 

 2004年は1新井里美小清水亜美川瀬晶子松本まりか喜多村英梨小清水亜美が文句なく大器、と呼ばれるのは何時の事か。
 次点に黒河奈美峯香織菊地美香斎藤桃子あたり。
 宮川美保(『m……君を伝えて……』の羽田さん)の超プチブレイクと言ったトピックもあった今年の声優界でした。
 

伊藤美紀   名塚佳織
SHUFFLE!)  (ノエイン
桑島法子
ガン×ソード
平野綾         生天目仁美
  (CANVAS2)    (ぱにぽにだっしゅ!
森永理科 井上喜久子
(かみちゅ!)(ガン×ソード
甲斐田裕子 天野由梨 渡辺明乃
スタオペ)(奥さまは魔法少女)(IGPX
菊地美香
ツバサクロニクル

 伊藤美紀の突然の確変と天野由梨の完全復調の一年でした。
 殊に天野由梨。あの『奥さまは魔法少女』で井上喜久子清水愛も完全に食いきって自分のアニメにしてしまった声の力は流石の一語。
 『奥さまは魔法少女』についてはあまり語っていなかった気がするのでこの機にちょろっとアレしておく。
 近年最も上手く枯れた声優の一人平松晶子、特異な声できっちり逃げ切った白鳥由里、枯れ始めるころを雲隠れしてやり過ごしてしまい完全に枯れ損ねた天野由梨で、枯れてきている事実に直面しようとしない井上喜久子を包囲する、という大変に意地の悪いキャスティングだったのだけれど、どう転んでも悪い例であるべきはずだった天野由梨が素晴らしすぎるパフォーマンスを見せてしまったこの皮肉。あと今が旬のはずの清水愛が連戦疲れであまり振るわなかったのも計算外かしら。リアリティの根幹に真正面から声優を据えた意欲作ではあったのだけれど、声優のパフォーマンスそのものの管理に失敗した、という。
 これも声優アニメの面白さですね。