涼宮ハルヒの憂鬱〜SOS団ラジオ支部〜

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 後藤邑子のラジオは聞くという俺か。
 まるでファンだな。いや、ファンだろ、ていうか。
 平野綾が思いのほかハルヒに聞こえてびっくりした。
 得意即妙、て言ってるよね、ていうかこの人。当意即妙だってばさ。茅原実里いじりなんだへー。
 茅原実里声優アイドル*1らしく、後藤邑子アイドル声優*2らしく。平野綾は何か新しげな手ごたえがあって、なんかバランスよいです。
 

*1:アイドルとして売られる声優ではなく、声優として売られるアイドルの事。所属事務所が声優系じゃない、とか、コマーシャルな要請で起用されてる感じがする、とか、プロモーションが大掛かり、とか、顔はなんだかんだでいい、とか、色々と指標はあるが、まあ、総体としてのプレゼンスで決まる。90年代前半の草地章江櫻井智長崎萠岩男潤子などの存在感を思い返すと吉。『アイドル防衛隊ハミングバード』などの、80年代的なメカと美少女的想像力の意外としぶとかった尻尾を底支えした。『GALFORCE the REVOLTION』辺りまでが彼女達の時代。この系譜の直接の最後発組が飯塚雅弓水野愛日茅原実里は復古運動的な何か。『エヴァ』以前――メカが何か抽象的なものの表現ではなく、そのものとして魅力的である、と信じられた時代に、声優が何かの表象ではなく、ただ女子だと信じられた時代――というのは言い換えれば偽エヴァの象徴としてこそ祭り上げられた桑島法子以前――に、ストレートに美貌を武器にしようとした、時代と寝すぎた人たち。吾人は彼女らを愛してやみません。三十路突入と同時にレギュラーを失った桑島法子もまた時代と寝た声優であったのだなあ。『エルゴプラクシー』に出る、ていうのがなんというかかんとうか。じゃあ今はっていうとレズ声優的な何かの時代なんじゃないかと思うわけだが、それがなんだったのかは黄昏に飛び立つニクイ奴に俟つべし。

*2:当然こちらはアイドルとして売られる声優の意。声優アイドルとの違いは総合的なプレゼンスにやはり寄るが、事務所の推しっぽさ、というのは多分重要。大手事務所が偶々顔もいいルーキーを蝶よ花よと大切に育てるイメージだが、そのような観点からすれば5年くらい事務所的には放置プレイだった後藤邑子はややずれる。