http://d.hatena.ne.jp/rulia046/20060219/p1
http://d.hatena.ne.jp/carrion-crow/20060209/p1
http://d.hatena.ne.jp/carrion-crow/20060219/p2
http://d.hatena.ne.jp/REV/20060219#p5
 似たような話がどっかであったな、と思い起こし、某先輩のミクシィ日記でのコメント欄でのアニメのレイアウトについての議論を掘り返す。
 ミクシィというクローズドな場での話ではあるけれど別に書いてまずいという事もないかと思うけど直接引用はやっぱりまずいような気がするので俺語訳でご紹介。文責俺。
・目もレンズも収差があるので完全な直交はほぼしない。
・直線をぱっと描いてしまうと二次元の絵に過ぎない事を露呈してしまうので好ましくない。特に垂直線・水平線はフレームの存在を暴露してしまうので超マズい。
機械的にパースをとるだけではつまらない。感情的な遠近の強調、レンズの歪曲がないと。
・レンズで撮るしかない映画において映像の意味論の文法は完成しているので、アニメだったらそれに従った方がやりよい。例えば天地垂直線のある別れの場面は二度と会えないそれ、とか。
・でも、絵だと奥は望遠レンズなのに手前に来ると広角レンズ、みたいな表現もシームレスにできるわけで、それがアニメの魅力。
・レンズ的な表現に唯々諾々と従うだけでなく、どこかを破調に出来る。そしてその破調をどこに持ってくるか、こそがレイアウトマンの腕の見せ所。
・色々総合して、意味もなく、定規で引っ張ってパースとりましたといわんばかりに天地垂直線や水平線が入ってるのはクソレイアウト。
 多分色々抜けとか誤解とかあるとは思うのですが、こんな感じのお話でした。
 アニメに即して言えば映画ですが、イラストに即すると写真になるはずで。
 でも、アニメは映画よりも新しいけれど、イラスト――一枚絵は写真よりも古い。
 そこの関係はどうなっておるのか、とか。