ライトノベル読みに本当に聞いてみたい10の質問 Ver.1.5

Angel Heart Club(http://home.att.ne.jp/wave/applepop/)さんから。
1.尊敬するライトノベル作家は?
 古橋秀之、かなあ、総合的に。
 
2.あなたの人生に影響を与えたライトノベル作品は?
 小野不由美『月の影 影の海』。
 なんか書きたい気にさせられたきっかけだったりしますね。
 王者っ娘萌えの原点でもあるし。
 
3.読んだけど生理的に受け付けなかった、どうしても好きになれなかった作品は?
 貴子潤一郎『十二月のベロニカ』『眠り姫』。なんだかんだでファンタジーって言うと怖い人に怒られそうなものをビクビクしながらでもこれはこれでファンタジー的にも悪くないんだよと思ってきた身として、流石に許すわけには行きません。原書房とかから島田閥の人の推薦つきでハードカヴァーで出てたらなんも思わんかったんだろうけどなあ。
 冴木忍『卵王子カイルロッドの苦難』。あざとい、のが行き過ぎてアホっぽい。
 うえお久光悪魔のミカタ』。前二者よりはマシつーか高評価を受けてかまわないとは思うんだけれど、なんかこう、ちょっとした言い回しがハズイ。そう言う意味で生理的に受け付けないというのはこれです。思想的に敵、というのでない。
 浅井ラボされど罪人は竜と踊る』。これもハズイ系だけど、もっとヒドく、さらに題材とかテーマの選び方が低俗過ぎるという意味でさらに最悪、というか思想的に敵でもある。
 桜坂洋作品。悪かないのはわかるんだけど、どうにも微妙にスカスカに感じられてしまう。
 桜庭一樹作品。相方とは逆に不必要にベタベタして感じられる。二本桜はそれぞれ違う形で予想を裏切らず期待もさせてくれないのがこまりもの。読まなくていいじゃん、とか思ってしまう。
 村瀬継弥『青空の下の密室』。ただつまんない、というのも挙げておこうかと。
 秋山瑞人は感動して身悶えしてそれから投げる踏む、という感じなのでちと違う。
 
4.最も優れたノベライズ作品は?
 『斬魔大聖デモンベイン 機神胎動』。
 
5.あなたにとって優れたノベライズとはなんですか?
 まず優れた小説であって、それから原作に対する批評性があるもの。
 
6.ライトノベルに挿絵は必要だと思いますか?
 なくていい理由は思いつかない。あれば嬉しいし、ないと損した気分になる。
 
7.ライトノベルにあとがきは必要だと思いますか?
 必要か、という論の立て方がなんかこう、そも、何?
 本編が終わったあとなんもないと寂しいつうか、落ち着かなくね?
 
8.書店で知らない作家のライトノベルを買う時の一番の基準は?
 最近は世評。特に世評が割れてると気になります。
 
9.おかゆまさき著『撲殺天使ドクロちゃん』について一言
(作品を知らなければ「知らない」と答えて下さい)
 『ドラえもん』をはじめとして、直接の参照項はいくらも挙げられるはず。
 誰もそうしないというのは、その労力を惜しまれてしまう程度の作品だという事。
 平凡な佳作だと思います。個人的には楽しめました。
 
10.あなたにとってライトノベルとはなんですか?
 趣味というか娯楽というか。
 まあ、楽しいものです。