漫画の技法書など読みますとデッサンはこちらの方が正しいですがこちらの方が見栄えがようございます、という例が示されていたりするですね。
 デッサンの正しさと見栄えのよさは必ずしも一致しない、という、当たり前なのかそうでないのかよくわからない現象でありますが、これ裏を返すとデッサンは正しいけれど大変に見栄えの悪い構図というのもきっとあるはずで、そんな絵ばかり選択的に描いてしまう人もいたりする世の中ではないか、と思いました。
 そういう人の描いたぱっと見下手な絵がデッサンが狂っているのか構図があまりにありえないのかの判断はとても難しそうです。
 そしてそういう人にはデッサン力をもっとつけろ、というよりも構図を何とかしろと言う方が親切なんじゃないかとか思いました。
 何、つうか、知り合いにそんな事があったのです。