CANVAS2
とりあえず俺はこれからアンチ吉田玲子になるぜ!
つうかどうせ俺は奴の仕事で面白いと思ったものはないからな。丁度いい。
あー、うん、川崎逸郎かも知れんけど。
うーん、でもこれを構成美だ、と思っている人とはなあ。なんしょ、人性の勁烈なものへの敬意が全然足らねえ。
聖処女エリス⇔糞ビッチ霧という対立軸があって、現世的な幸せ、男は霧に、彼岸的なるもの、芸術はエリスに、という事じゃないの、普通。
そうじゃなきゃまるでエリスがオトコのために赤を使ったみたいじゃないさ。
いや、なんだろ、例えば『Fate』のアニメはさ、お前ら結局うにゅーってしたいんだろ? という視線で作られてるわけで、そこでセイバーがときめく思春期ガールになっちゃってるのはね、それはそれで解釈なんですよ、一つの。
じゃあこのアニメはどういう解釈でやってたのかて言うと、浩樹に振られてもエリスには絵が、絵が描けなくても浩樹には教職が、横向けば常に男の子を見守っていた作家の女の子が、という人生いたるところに青山あり、でやってきたわけですよ。
それがなんだ、なんつうか、納得いかねえ。