http://d.hatena.ne.jp/cogni/20060329/p1

教養といえば(教養小説の教養とは意味が違いますが)、『究極超人あ〜る』がオタク第二世代の教養だそうで。もう僕の年代じゃ知らない人も多いにも関わらず、僕は高校のとき機会があったので読んだことがあります。オタク第三世代の教養は『げんしけん』にも関わらず、こっちは未読。漫画には余り興味ないなぁ。

 老婆心ながら申し上げれば、「興味ない」はあんまり言わない方がいいですよ。学知のベースはなんと言っても好奇心ですから。
 『あ〜る』と『げんしけん』の話は
http://d.hatena.ne.jp/kanose/20041126/are
http://d.hatena.ne.jp/kanose/20041116/tosaka
http://d.hatena.ne.jp/kanose/20041115/kyukyoku
 あたりの事かと推測しますが、これを「『究極超人あ〜る』がオタク第二世代の教養」「オタク第三世代の教養は『げんしけん』」とまとめるのは乱暴に過ぎるでしょう。
 「週刊少年サンデー」と「アフターヌーン」という連載誌の性格、オタク第n世代にとって何歳で出会える作品なのか*1など、どちらも基礎教養であると単純には言い得ない、よしんばどちらもそうである、とは言えたとしてもその基礎教養という事の位相は大分異なっているだろう事は容易に推測されるわけで。
 

*1:『あ〜る』は86年連載開始、70年前後生まれのオタク第二世代は高校入学前後で出会う計算。『げんしけん』は02年連載開始、80年前後生まれのオタク第三世代は大学卒業前後に出会う計算。