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http://d.hatena.ne.jp/kazenotori/20060409/1144567863
http://blog.goo.ne.jp/kamimagi/e/6ebdef76eee3bd822993a8550256fcff
いいから『ある日、爆弾がおちてきて』読め話はそれからだ、とも思うのだけれど。
管見する限り、『ある日〜』に対して極端に低い評価をしていたのは前*1に挙げた二つのブログくらいのもので、そしてその理由はあの通りです。白だの黒だのの話はしている人は無論いましたが、白だからクソ、とかそんな意見は見た事がないです。そういう主張をしているサイトがあるならお教えいただけるとありがたいです。
むしろ意見が割れたのは『超妹大戦シスマゲドン』の方でしょう。
SNEGとかKNEGというレベルでない『ある日〜』のエロゲオマージュという話はこっち。
http://d.hatena.ne.jp/K_NATSUBA/20060321#1142894318
http://storybook.jp/note/?d=2006-03&m=month#/note/note060321.htm
http://d.hatena.ne.jp/K_NATSUBA/20060117#1137527161
(追記)
http://d.hatena.ne.jp/kazenotori/20060413/1144857118
とりあえず「昔の濃い作風の方が良かった…」という人が少なからずいるんではないかと。
えー、これはまあ、古橋先生からすれば余計なお世話って奴なんでしょうが、敢えて言いますと、「少なからず」いたら《ソリッドファイター》も《タツモリ家の食卓》も打ち切られてません! orz。
一度だって多かった事のない読者に新作を出すたびに迷走してるねとか昔の方がよかったねとか言われるのが古橋秀之という作家です。
あの大傑作『ブラッドジャケット』ですらキャラクター主義的になっていてつまらん、とか言われてたくらいですから、なんせ。『ブライトライツ・ホーリーランド』が世界観の整合性を壊していてダメだ、という珍説も聞いた事あるな。
古橋秀之はいわば神、いわゆるゴッドですから、まさに「人は人の神を見る。犬は犬の神を見る。」で各読者間でのイメージのずれが生じやすい。
えー、儲じゃないっぽい表現をすれば、黒古橋白古橋なんて簡単な二分法が通用しないくらい一作ごとにがらっとコンセプトを替えてくるのが古橋秀之の凄さだという事です。
(追記)
あー、でもなんだろ、古橋秀之の新刊を読むたびに感じていた*2焦燥感て奴はやっぱ凄く特殊な感情という気がする。
未読者は多分、古参のファンが客観的に見ればまだマシレベル*3でしかないブラシリーズをその後のマジクソ作品群のあまりのヒドさに懐かしんでるだけだと思ってるような気がするんだけど、そうじゃないんだよね。『サムレン』も『IX』も『蟲忍』も『マゲ』も『ある爆』も『デモベ』も『ソリッド』も『タツモリ家』もみんな信じられないくらいハイクオリティで面白くて、一言で言って完璧で、だからこそ前作までの方向性は完璧に切って捨てられてしまったのではないかと不安になる、という。
結論。古橋だけはガチ。