http://d.hatena.ne.jp/kazenotori/20060823/1156283217
 『タイムリープ』は偏執的に現状維持な話で、マトリクスの中では第一象限の一番隅っこに位置するのではないかと。高校生で時間移動なのに甘酸っぱかったり一切しないガチのパズラーですゆえ。
 現在入手困難本であるところの『タイムリープ』ってそういう意味ではなんかこう、勘違いされてイメージされているような気がするな、未読者に。作中の伏線やらなんやらがパチパチとはまっていって、おお、と感心させられるだけの作品なのに。そのはまり方が本当に書いた奴の正気を疑う水準に達しているだけで。てか、そこがすごいわけだけれど。