ヘビクイワシ、という、猛禽類がおられます。敬語か。
 その名のとおり、蛇を主食とする大型のワシタカ類で、一科一属一種。ワシタカなのにめったに空を飛ばない地上性の鳥です。その狩りの方法は、獲物となる小動物を見つけるやいなや、1mになんなんとする長大で強力な足でいきなり蹴りつけ、怯んだところをさらに蹴って蹴って蹴りまくって蹴殺したあとおもむろに食う、という壮絶極まりない、おのれはジェラルド・ゴルドーかという残虐殺法であります。
 で、この鳥、その冠羽を羽ペンに見立てまして、英名は、Secretary Birdっていうんですが、書記官鳥、という訳語が当てられてるんですが、せっかくSecretaryなんですからこれを生足秘書課鳥、と訳していたら、随分と日本での知名度も違ったのではないかなと思ったりもします。