http://d.hatena.ne.jp/NaokiTakahashi/20061226#p3
http://d.hatena.ne.jp/imaki/20061227#p1

あと英米仏のそれぞれで革命の担い手は異なるので、「市民」と総称するのはけっこう無茶、というのは受験参考書レベルの話。

>ソースキボンヌ

 『詳説世界史研究』。立ち読みなのでページ数とか出せませんごめんなさい。あと言い回しのニュアンスはたぶん違うと思う。

 てえなわけで、駅弁大学以上を狙う文系学生の必携書*1、『詳説世界史研究』を引っ張り出してきましたよと。
 えー、321p。太字ママ。

アメリカ革命は17世紀のイギリス革命,18世紀末フランス革命とともに,「市民革命」(ブルジョワ革命)という概念でまとめられることがある。しかしこの「市民」あるいは「ブルジョワジー」が意味するものは3つの革命でそれぞれことなる。

 でもって三国の具体的な話はめどいので中略して、321p-322p。

「市民革命」の概念でこれら革命をとらえようとすると「市民」や「ブルジョワジー」の概念を極端に一般化しなければならない。

 でもって。

 とりあえず、明治維新を「市民革命」と呼ぶか否かでずっと議論があるそうです。『詳説世界史研究』によると。

 てのは、270p。

日本については,明治維新がそれにあたるかどうかをめぐって,戦前から大論争が展開されてきた。

 これはコラムの中でちょろっと言及されてるだけ。恐らくは、講座派-労農派対立の話と思われます。

*1:嘘かも。ただ、駿台の東大文系コースでは3人に1人以上は持ってたんじゃないかしらね。