エル・カザド

 久川綾皆勤か。
 整理。

タイトル 舞台 長髪CV 長髪人種 短髪CV 短髪人種 脚本・構成 作風
NOIR ヨーロッパ 三石琴乃 白人 桑島法子 黄色人種 月村了衛 都会で同棲
MADLAX 中央アジア 小林沙苗 白人 桑島法子 白人 黒田洋介 二元進行
エル・カザド 中米 伊藤静 メスチソ 清水愛 白人 金巻兼一 ロードムービー

 黒人とアフリカをフィーチャーしないままシリーズが終わってしまうなあ。
 伊藤静小林沙苗三石琴乃とその相棒役の偏差がそのまま作品のテイストに、そしてこの三人の違いが作風の違いになっているわけで、伊藤静の泥臭い温かみが前二作よりも随分ととっつきのいい雰囲気を作っている、と言えます。地獄のように陰気な桑島から俄然明るい清水愛への変更も中米の空気感によくそぐう。まあ、エリノアさんがマーガレットお嬢さまに感じていた理不尽な愛、可愛くて可愛くてたまらない感じ、言ってしまえば萌えは随分と後退して、ナディのお人よしっぷりが際立つ結果にもなってはいるが、それはそれでエリスが普通にいい子ってのもあるし、かまわないんだろう。ビクターの脱桑島路線の一環と理解してよろしゅおすか? それで清水愛?いや、まあ、メガクラックではあるけれど。
 うん、てか、楽しい。伊藤静はあんましきりっとさせない方がいいんだろうな。個人的には『スターシップ・オペレーターズ』以来の説得力。
 あ、うん、豊口よかったよ。