英國戀物語エマ第二章

 クソもミソもいっしょやなあ。
 クソはクソ、ミソはミソとして楽しめばいいのに何故混ぜるかな。
 須くメイドは主家のものに手をつけるべし、は『アンダー・ザ・ローズ』、まあ、階級社会たってちょぼちょぼよ、は『エマ』。ハンス×エマ、みたいなんてさ、くっきりとは立ち上がってこないわけですよ、原作だと。精緻極まりない作画の影でだらだらと構造のくっきりしない話が流れていくのが『エマ』のいいところ、雰囲気漫画性であって、それをスポイルするアニメ化であるような気がしてならない。
 言い換えると。オリジナルエピソードがどうにもこう、あんだろ色。
 声優的には冬馬由美をメーンに吸えたことによる偏向があちゃらこちゃらに出てるなあ、と。まあ、よくそろえた、とは思うが。