電脳コイル

 アニメーターの脚本だなあ。具体的には、女言葉が。
 小島幸子NHKづいてんなあ。小島幸子が出てるとなんだかんだで声優アニメっぽい雰囲気になるよな。
 斉藤梨絵、矢島晶子小島幸子桑島法子と『Ergo Proxy』みたいな出演陣なのはどっちも百瀬慶一が音響監督だからか。でも『FLAG』とか別に似ても似つかぬキャストなんだが。
 折笠がいて桑島がいて矢島がいて、てなんかこう、SF超大作、という感じがしてくるわね。この三人てここ10年のそういう想像力をなんだかんだで支えてきた面々で、そういう文脈から豪華キャストである、と言えます。
 作画はすごいです。劇場クオリティ。持つのか。

 森田宏幸近藤勝也だから、というのだけでなく、ジブリっぽいな、と思った。
 ジブリっぽい、というのは幼女の走りをやたらに見せるところに思うわけだが、何故走るのが幼女でなければならないのかと言うとこれは訓練されていない天性、が動きに反映もされようものであるからであって、宮崎駿ロリコン、というのはそういう、アニメートへのこだわりの領域にも由来するのかもしれない、とか。訓練された動きって似ますからね。人物、心性的な部分よりも技術・理性的・思想的な部分が出る。