そうか皇位継承Y染色体説だと既に女性天皇が存在してしまっている以上意味がないのだな。
 継体以降の男性天皇がみな継体由来のY染色体を持っていた、というのはとりあえず認めちゃっていいんだろうし、男系子孫、という言い方なら矛盾はないわけだが。
 男系男子継承はもう1400年も前に崩れてるんだよなあ。
 で。
 疑問なのは光格以降の男系男子、なら、光格由来のY染色体を持っているはずで、皇室典範で男系男子規定ができて以降、というのは、男系女子を排除する、従前とは異なった皇位継承ルールが採用された、と言っていい事態であって、そのルールが実質光格系男系男子継承、である以上、これを光格由来Y染色体保持者継承、と呼ぶこともトンデモなのか、ということで。少なくとも男系男子のマーカーにはなるはずで。いや、Y染色体は非常に頻繁に組み換えが起こるって話だけど、でもまあ、血統が近ければ遺伝子も近い、ていうのは判別できるはずで。
 無論、神武以来のY染色体にはオカルティックなパワーが宿る、なんてのは話にならないとして。というかそういうオカルト的Y染色体説とただの男系男子のマーカーの話が混同されているような気がするなあ、批判者の側で。