先日の『シムーン秋山完感想はやっぱり熱意は買う、としか言いようがなくて、細部の思い込み――ドミオナとかいい風ダーリンズ明らかにレジスタンスだろとか――はさておいて、つまるところ『シムーン』とは、と全体論を語りだすとあまりにこぼれるものが多い、まあアニメ感想ってそういうものだけど、にしても甚だしい、というのがつまり『シムーン』の素晴らしいところである、というあたりが大変もどかしい。
 「仲間の死、葬送」の二語で済まされている十九話「シヴュラ」から二十話「嘆きの詩」のもろもろの細部とか。あれがまとめない、意味づけない、という倫理、の話だったこととか考え合わせてもね。ってこれがもうまとめ脳だが。無論まとまりなく間歇的にダラダラ語るばかりの自分に対する言い訳です。あとAS姐さんに紹介されてて正直うらまやしい。
 ところで少女残酷譚に引き付けすぎてるあたり秋山完本人の作風で、なんかそういう一貫性って大切だよな、と思った。