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今年よかったもの。
TVアニメ編。
- アイドルマスター XENOGLOSSIA
- 愚直なまでにロボットアニメ。この作品の参照項が『エヴァ』しか見つけられない奴はアニメ見んな、とは言わんが、俺の前で語るな、とは思う。『パトレイバー』『エルドラン』くらいはまあ言っておこうよ。無論、俺の視野にはぐぐる様が入っているのである。いいところはものすごくいっぱいあって、ヒロインが大宮に到着することで作品世界が開かれる、という感覚が京浜東北線民的に極めてリアル――オラが村としての東京圏の感覚によくマッチしている、というあたりにまず牽かれた。これは『パトレイバー』が、『東京二十三区制服ウォーズ』が描かなかった、『絶滅キング』が描いた東京よね。あと、井口裕香が初っ端から全開。ストーリーの軸になるインベルと春香の恋がきちんと描かれたからまだマシ、とか言い出す前に作品のリアリティを底支えする井口裕香の声に耳を澄ますがいい、つうか、多分それは井口の声に乗せ切られただけなのに、そのような現象に対する知識の欠如が底の浅いストーリー論に終始する自分たちの浅薄さを証し立てていると何故気付かないのか。ところで、声優のリアリティが視聴者を押し切る、というのは、リアリティの根拠になるべき声優の声、を演出・脚本レベルできちんと立てられていることの証拠に他ならない。『XENOGLOSSIA』は、最後の最後まで、その回だけ見れば起承転結が理解できること、を重んじて脚本が書かれていた。このあたりの律儀さは本当に素晴らしいと思う。これが、逆に言うと13時間ぶっつづけのストーリーがブツ切りになる結果を生んではいるし、ドラマに関与しない設定は結構いい加減に扱われることにもなっていて、そのあたりを指摘して得々とするうすらトンカチに不当に評価を引き下げられる事にもなったんだけど、どうでもいいことはどうでもいいなりに、という的確なリソース配分であるとこそ評価されるべきだ。これが、因果の連続ではなくモチーフの反復で各エピソード間の繋がりを示す手法が目立って導入された理由でもあって、このモチーフの反復の稠密さが続けてみた時の感動をも生み出してしている。考えないで見ていていいようにきちんと出来ているアニメ、と言い換えてもいい。ところで無論インベルの成長物語として見ても無論イイ。春香の傲慢さだけがインベルに届く、てのはいい話よね。
- sola
- 普通に泣けた。これはヨーダに押し切られた。あと、階段っぷりが。
- 電脳コイル
- ケチのつけどころの非常に難しいアニメ。
- エル・カザド
- 遊戯王デュエルモンスターズGX
- 卒業シリーズがあまりにも素晴らしい。万城目が騒がなくなったから十代に目を移す明日香、とか、あのエド相手に意地を見せる万城目、とか、卒業する先輩に留年してくれ、と頼む後輩たち、とか。留年しましょうよもう一年一緒に遊びましょうよ、は言ってもらえるとすごく温かい台詞だから留年しそうな先輩のいる大学生諸君は使ってみるとイイゾ!
- スケッチブック
- ef
- フッツーに。千尋の声もさることながら、言うこと成すこともうグサグサ刺さる。
- 機神大戦ギガンティックフォーミュラ
- 全ての日本男子はこのアニメから逃げてはならない、と思う。詳しくは前http://d.hatena.ne.jp/K_NATSUBA/20071002#1191288789書いたとおり。
- ぽてまよ
- 隙がなかった。
- ハヤテのごとく!
- おもしろい。
- 銀魂
- これも。
- バンブーブレード
- 瀬戸の花嫁
- ながされて藍蘭島
- ご愁傷さま二ノ宮くん
- 普通に。