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プロダクションの得意分野を挙げると、
アニメはアーツビジョン、アイムエンタープライズ。
アイムエンタープライズは確かにアニメに異様に強いのだが、アーツビジョンてここ数年、落合祐里香がデビューしてからくらい、アニメに対する強い営業力って発揮できていなかったような気がする。
具体的にはキャスティング協力にアーツビジョンがクレジットされたアニメってここのところ全く見ていない気がするのだ。
いや、キャスティング協力という形は昔からそんなに取ってはいないんだけど、若手がいきなりTVアニメのレギュラーを掴む、というようなケースも少ない。ネームバリューも特定のコネクションもない若手・新人を売り出すことにこそ営業力は出るはずだよね。
若手の新規所属がアイム中心になっているという事情はあるのだが、にしてもここ2年80年以降生まれでTVアニメレギュラーを張った声優が、『ネギま!?』を除くと梶裕貴と落合祐里香と藤田咲と狩野茉莉*1しかいないというのは、あんまりな話だ。同じ期間、同じ世代、アイムは中原麻衣、斎藤千和、高橋美佳子、矢作紗友里、志村由美、森永理科、植田佳奈、山本麻里安、本多陽子、早見沙織と枚挙に暇がなく、青二でも佐藤朱、野中藍、白石涼子、板東愛、鹿野優以とアーツよりは多い。子会社のアイムの若手が育ってるんならアーツも安泰、と言えばそうなのだが、にしてもアーツ本隊のアニメ方面*2への営業力はやはり落ちている、といわざるを得ないだろう。
いや、鈴村とか保志とか檜山とかの事務所、としては相変わらずアニメに強いんだけど。