ハイカルチャーってまず産業として現役だし、それを支える文化的階層を再生産する装置もしっかりしてるから一部偏向的知的大衆迎合的評論家やはねっかえりのオタクが言う様には実はそんなにバカにしたもんでもないよなあ、というようなことをhttp://www.asahi.com/culture/update/0515/TKY200805150152.htmlのニュースに思ったダス。三大テノールとかのバカ高いチケットをそのへんの小母さんが買い支えている事実とか、あるわけですからね。
 再生産装置がなにかって? そんなの学校の教科書に決まってるじゃないですか。
 150年後の歴史教科書には何が載ってるんだろう、というのは結構よく考えます。さすがにオタク文化はもう20年も続いている何かなので、無視はされないだろう、と思います。北山文化や東山文化のように紹介されているような気がします。「また、平成時代には、秋葉原を中心にオタク文化が花開いた。美術・彫刻では村上隆、映画では宮崎駿などが活躍した。」といった具合に。
 そうすると村上隆を理解できないオタクを叩くハイカルの人もそんなに焦らなくても150年後には村上隆しか残らないだろうに、と思う。