今日の麗
http://gs.dengeki.com/suteki/blog/2009/02/16/
 『白い肌の異常な夜』、という映画がありまして。
 主演はクリント・イーストウッド、監督はドン・シーゲル。後に『ダーティーハリー』を作る名コンビですね。イーストウッドとシーゲルが組んだのはもうちょっと前に遡るわけですが、まあそれはさておき。
 時は南北戦争真っ只中。南部のとある全寮制の女学園の近くに一人の男が行き倒れておりました。男は北軍の制服を着ていました。
 敵方の人間でありますが、しかし血まみれで倒れているものを放ってもおけない。そこで、学園の人々は彼を寄宿舎へ運び込み、介抱することにします。
 女の園に、男が一人。しかもこの男が二枚目で女好きだったからさあ大変。女生徒から学園長まで、みなが欲望をむき出しに男にアプローチしていきます。愛憎と疑心暗鬼渦巻く女の園で、事態は悲劇的な方向に転がっていき……という、一言で言って女こえー、という映画なのであります。
 今のト長がまさにそれ。
 『べびプリ』ってなんていうか、トゥルー家族なわけじゃないですか。トゥルーですけど家族です、家族ですけどトゥルーですっていう距離感をね、俺は持っていたわけです。
 コヤマくんと星花が付き合ったって全然アリ、ただ、まだ学生なんだから節度を持ってね、てなもんですよ。星花がヤリ捨てられたらあのヤロウブッ殺してやるだし出来ちゃったらショットガンに弾を込めねばならんので今から猟銃免許取りに行こうかなですよ。
 で、バレンタインの立夏からの告白ですよ。
 まあ子供のいうこと、あれぐらいの歳のああいう子なら言いそうなことではあります。そういう見切りはゴッドは異様に上手いと思います。
 ただ子供のいうことではあるけれど子供のいうことであるからには真剣なのであって、まあつまり大人としてはいなすしか選択肢はどの道ないよねえ、というのを示唆してくる子供の立夏よりさらに二つ下の麗。
 どういうことなんダスかある意味大人ダスな。
 なんというかこれも考えすぎなオタクっぽさ、という奴ですか。そんな麗は小雨のことはどう思っているのだろう。まあつまり立夏くらいにはガチな。立夏程度にしかガチでない。
 危うい関係であることです。