2006-09-05から1日間の記事一覧

『ARIA』を『苺ましまろ』と同じジャンルだってする議論はアニメ版に引きずられすぎだと思うな! 『ARIA』って『BLAME!』とかと同じジャンルの漫画だよ。つまるところ、バカ背景漫画。 バカ背景イズム(『ARIA』『BLAME!』)と低回趣味(『苺ましまろ』『あ…

極めて個人的な話をすれば、エヴァ/エヴァ後の超克とは、再び『ガンダムW』が語り出せる地点に立てる事に他ならない。 その意味で脱エヴァ後の息吹は『シムーン』の方に感じたりしているのだが、まああまりに偏った個人史のお話。 ←(ここまで)

アニメ版『ハルヒ』には、不可解な部分、トラウマ的に追求せねばならなかろうものは何もない。話題作のアニメ化に手間暇金をかけたから売れた。 それはただ単に正しいだけだし、*1学園ちょっと非日常ストーリーは『ハルヒ』のアニメ化以前から腐るほどある。…

更に言えば、声優本人は常にそのような思い入れの対象でありえる。 かつての桑島ほどのシーン構築力はハルヒ声優には正直感じないが*1後藤邑子のブレイクモデルは力丸乃りこ並みに興味深いし、茅原実里は驚くべき成長性を秘めていて、なおかつ声優アイドルの…

ところで実存を投げ出すにあたらないのはあくまでもアニメ版であって、原作にならば庵野秀明的なわけわからんパトスの迸りは十分感じられると言っていいだろう。 谷川流の本来の資質もそちらであって、その意味で『学校を出よう』1巻で泣けないのならば谷川…

しかるに『ハルヒ』は。ハルヒエヴァ論だった事実。 エヴァ声優が一人もいない事は奇とするにあたるまい。流石に今更だ。が、90年代後半ブレイクの桑島世代すら松岡由貴のみというのは脱エヴァ後への強い意識の現れ以外ではないし、それで問題なくアニメが作…

声優ってのは作品論と商品論の丁度狭間に位置する存在で、エヴァの両面的な影響が一体どこまでどういう形で残ったかはいかにもエヴァエヴァしい面々がその後どういうアニメで何をしていたかを追いかければいいのだけれど、そうして見ると宮村優子も長沢美樹…

で。 ショットサイズの変更を用いれば、作品にダイナミズムを与える事ができます。殆どショットサイズを効果的に切り替える事だけで、『ARIA』はドラマチックな事は殆ど起こらない話なのに雄大無比な印象を生み出す事に成功しています。 理念形のセカイ系は…

バカ背景イズムと低回趣味は、ショットサイズに関する思想によって識別できます。 ミディアム多用/固定が低回趣味、ロング多用/可変がバカ背景イズムです。固定とか可変とかってのは原則であって、そんなには厳密なアレではありません。 世界を見せたいの…

実験的に、バイトの行きかえりを利用して携帯のメモ機能で日記を書いてみたよ。んー、企画書やシナリオは無理だなあ、という結論。 (ここから)↓