松坂世代野手の芽が出ないっぷりについて。
 パに18人セに12人いて、規定打席到達者はパは赤田ただ一人、セは村田と小池の二人だが、規定打席到達者中下から二位と三位、という。さらに規定を打った事があるのもあとは東出一人のみ。なんか少なくない? と思ったので調べてみた。
 なお、松坂世代より下の規定打席到達者は青木、鳥谷、今江、中島、川崎、西岡。何故かショートが四人も。このうち青木・鳥谷・川崎は81年度生まれ。
 以下、生年度別規定打席到達者数の表。
生年度 セ  パ  計 代表的選手
*71年度 6人 3人 9人 前田・宮地
*76年度 7人 2人 9人 金城・城島
 
*74年度 2人 5人 7人 今岡・ズレータ
 
*72年度 0人 5人 5人 和田
*73年度 1人 4人 5人 清水・松中
 
*68年度 3人 1人 4人 金本・山崎
*69年度 2人 2人 4人 立浪・堀
 78年度 2人 2人 4人 岩村・石井義
 
*70年度 3人 0人 3人 佐伯
*75年度 1人 2人 3人 井端・福浦
 80年度 2人 1人 3人 村田・赤田
*81年度 2人 1人 3人 青木・川崎
 
*77年度 2人 0人 2人 福留
 
 79年度 0人 1人 1人 平野
 82年度 0人 1人 1人 中島
 83年度 0人 1人 1人 今江
 84年度 0人 1人 1人 西岡
 
 こうして見ると80年度がずば抜けて芽が出てない、と言う事でもないか。むしろ平野世代(井川世代って言う方がいいかも)よりは芽が出ているくらい。
 75年度が少ないのは松井稼頭央がメジャーに行っているのと高橋由伸の故障と金子の不調として、77年度はなんだ、何があった。藤本の不調? いや、まあ誤差の範囲という気もするが。
 なお、*印は打撃三冠タイトル獲得者を一人でも輩出しているかどうか。
 打撃技術の水準が上がった事により若いうちからレギュラーに定着する事が難しい時代になった、という事かしら。