http://d.hatena.ne.jp/rulia046/20060320/p4
http://d.hatena.ne.jp/rulia046/20060321/p1
 非電源系ゲーマーの偏狭なゲーム観を打破せよ、というのはまあ、冗談として。
 冗談でもないけれど、まあそうとして。
 コスト計算としては絵でいくら声でいくらテキストでいくらでまあ8800円、妥当? どうかな? という、まあ、それ以上の話ではないわけです。
 これは作る/売る方の話であって、買う/やる方の話ではない。
 俺はたまたまエロゲ屋さんだったりしますが、エロゲ買う時にCGでいくらテキストでいくら・・・なんて一々考えません。ぼんやりとしためくるめく萌エロチック体験の予感に8800円*1支払っているわけで。
 このテキストにもCGにも音楽にも音声にも還元できない「ぼんやりとしためくるめく萌エロチック体験」をゲームと呼んで悪いという事はないのではないか、とまあ、つまりはそう言う事です。物語じゃねえ、小説だ、とか、絵じゃねえ、漫画だ、とか、なんかそういう、表現の手段の一つ一つの良し悪しじゃない、作品全体みたいなもの。
 それをゲームと呼ぶのはエロゲーが意味合いはどうあれゲームと呼ばれてきたからで、作品性とかなんかそんなような言い方でもいいとは思うんですが、なんか作品とか言うと芸術家気取りのクソエイター様っぽくて、こう、いやなのでゲームって言うわけですが。
 空気とか各要素間の相互作用とかの言い方でもいいのだけれど、その手の言い方だと要素をかき集めてくれば自動的によい感じになるんです、みたいなイメージがしてしまって、その先にある作意、を見落としてしまうような気がしてしまって、個人的にちと困ります。
 そうじゃなくて、これはこういうモノとして構成されてるからここのCGはこうなるべきでここのテキストはこうなるべきで、で分岐とかこんな感じです、というコンセプトっつーか背骨っつーか、そういうものがあるはずで。ないなら発注やらダメだしやらできないのです、本来。
 http://d.hatena.ne.jp/crow_henmi/20060318#1142660993に言う「ゲーム」は所謂「ゲーム性」関連の事かな、と勝手におもっとるわけですが。
 俺の方の種明かしはそんな感じです。
 id:carrion-crowはただの知り合いではなく心の友です。
 狭いのははてなではなく奴がhoops!でサイトを作ったのでそれに追随し俺がはてなを始めたので奴もはじめた、という俺たちの視野です。

*1:税抜きだし、そもそもこの定価で売ってるって事はまずないのですが、まあそれはそれ。