等身大の主人公とサイコサスペンスってのは90年代のトレンディドラマ以降のTVドラマの流行りそのものであって、それに日テレ土9センス*1の異能バトルって整理すると「新しい伝奇小説」*2の全ては説明がついてしまう気がするなあ。
 そういうのこそが今ライトノベルとかバリバリ書いてる25歳から30歳くらいの人間が中高時代に楽しんでたものなんだっていう整理は実にあっさりと成立する。受け手の欲望ではなく書き手の趣味、というファイナルアンサー。なんだ、流石に安易なのでどうにか否定したいがなんか正しそうな気がしてしまうな。

*1:銀狼怪奇ファイルとか聖龍伝説とかな。

*2:現代学園異能でも現代ファンタジーでもなんでもいいが。