http://www.puni.net/~anyo/diary/200606.html#20060624

ぼくが想定したような記憶の抹殺というのは言い過ぎで、むしろシャナが「報い/責任」として引き受けざるを得なくなるというその経路を描くことで、ひとたび抹殺されかけた死者の記憶がかえって殺害者に強固なものとして突きつけられるのですか。

 アニメ版ではそうだと言って良いと思います。
 原作はまだそのへんまでは読んでないのでなんとも言いがたく。ただ、アニメ版では一話丸々かけて描かれた本物の平井ゆかりの消滅は、原作一巻ではさらっと流されてシャナが平井ゆかりと入れ替わったと語られるだけですので、それに対応するシャナの責任の描写も意味が変わっているのではないかとは考えられなくはないです。