たまーに『ドラえもん』を見るとあまりにアバンギャルド*1なキャスティングに驚くわけだが、ありゃなんなんだろう。誰のセンスなのかしら。新時代のスタンダードを打ち立てたらンかい、という気迫を感じないでもないのだが、やはり当惑が先に立つな。
 千秋にしても話題づくりのための芸能人の起用だけ*2ではなく『ノンタンといっしょ』などの実績、それから絶対に面白いあの声を買われての起用のはずだ。てか、あんまりにも作品の声空間内で違和感がない。
 音監はこれが音監デビューで、いまひとつの担当作品である『史上最強の弟子ケンイチ』ではサンデーアニメらしい手堅すぎるくらい手堅いキャスティングでやっているのを見るにつけてもよくわからん。

*1:褒め言葉、でもなく、価値中立的な形容。

*2:だったら千秋なんて旬が過ぎているにもほどがあるタレントはありえないだろ、そも。モノが『ドラえもん』なだけに視聴率女王でもなんでも呼びたい放題のはずだ。放題は言いすぎだが。