http://d.hatena.ne.jp/crow_henmi/20070912#1189590881
 ムーブメント的な煽りに積極的に乗ったものしかそうと認めねえ、てそりゃどんだけ狭い『エヴァ』厨定義ですか。
 もっと多様な『エヴァ』に対する態度ってのはあり得て、そして実際あったわけです。その様々な態度が折り重なり合って、ひとつの大きなうねり、ムーブメント、てやつが起こったんじゃないですかね。
 そういう様々な、しかしなんらかの態度を、誰もが取らされた。それが『エヴァ』世代であって、そういう全体を見失った「エヴァ世代」という言葉の使い方を俺は批判していたつもりだったのですが、伝わらなかったでしょうか。
 メタ的・ムーブメント的な仕込みに鼻白みながら、それでも最後まで新劇場版を見る、という態度は当然ありえる。恐らく俺はこの態度を選択するでしょう。
 俺とお前は違う態度を『エヴァ』にとった、でも、態度をとらされたのは俺もお前も同じ。そこに同世代の紐帯ってのがあるんじゃないでしょうか。
 『ヱヴァ』のムーブメント的な仕掛けを得々として、「エヴァ世代」を絡めて語る態度は世代論としてまずしいんじゃないですかね。
 そういうのって『エヴァ』が面白いアニメでしかないが人生曲がるほど面白いアニメだった、というとこから逃げるヌルい態度にしか俺には見えません。