http://d.hatena.ne.jp/a_yamamura/20070913
http://rosebud.g.hatena.ne.jp/cogni/comment?date=20070909#c
 だからリアル『エヴァ』世代は俺らやっちゅうねん。
 あんまりイイタイコトはない、というか、マリラたんの感想は非常に妥当だと思う。音楽の使い方は確かに弛緩してた。いや、ていうかさ、リアルリアル『エヴァ』厨ならばあれだけが本物これは贋物、ていう態度もありでしょう。
 例えば、俺は『彼彼』にはきちんと鼻白んだ立派な『エヴァ』厨だぜ、という立場は否定できない、リアルタイムの体験と思い入れが重要ならいいんだったら。
 リアルタイムじゃないから『ヱヴァ』のよさがわからない、みたいな物言いは心底どうかとおもいます。
 ついでに。
http://d.hatena.ne.jp/mine-o/20070904/1188845990

ある感想ではそれは三石琴乃という声優個人の力に還元されていたけど(というかその感想だとすべてが声優の演技に還元されていてシンジとレイの声優が自己模倣的だとか言われてたけどこれは明らかにシナリオレベルに捉え返されるべき話だろう。つまり、声優がどうというより製作者側は綾波やシンジを綾波やシンジの一般に抱かれているようなイメージをなぞるようにして描いているわけだ。特にシンジはそれがすごく感じられた。一般に抱かれたシンジ君のイメージをなぞっているということをそれとわかるように観客側にアピールしているわけだ)

 俺のことだと思って勝手に応答するけど、10年も経てば、声優の演技と声は変わります。どうしようもないくらいに変わります。両めぐみの芝居は、その変化を本人に糊塗させようとして不自然になった、と見るべきでしょう。そっちのが最節的です。
 だから、我々、即ち谷部id:tani-buはキャスト変更の必要性を訴えて来たわけで。
http://d.hatena.ne.jp/mine-o/20070911/1189464086

先に紹介した二つの感想だと庵野はわざとヌルくしたのではないか、と示唆している。けれどそれは、いくらなんでもアクロバティックすぎる見方に思える、というより僕もアクロバティックな見方は好きなんだけどそこまでする気力はぶっちゃけもうない。

 こういうロジックが許されるのならば、林原めぐみ緒方恵美*1を買い被りすぎている、という批判をid:mine-oさんは甘受せねばならないのではないでしょうか。

*1:ここ5年のアニメを真面目に見ていれば、この二人がひどいことになっているのはわかります。まず、芝居の仕事自体が減っているし、たまの仕事でもどうにも苦しい声と芝居で溜息をつかされる。