キャンプイン。
 そんなわけで今年のNPB順位妄想。
 まずはパ。
一位 埼玉西武ライオンズ
二位 オリックスバファローズ
三位 東北楽天ゴールデンイーグルス
四位 千葉ロッテマリーンズ
五位 北海道日本ハムファイターズ
六位 福岡ソフトバンクホークス
 一位。まあ、西武一位と主張しないことを己に禁じた身ではあるのですが、ここのところのパは連覇が続いてるので、ない話ではないだろうと。
 穴としてはブラゼルの27本塁打87打点。後藤、ボカチカ、G.G.がフル出場してくれるなら十分以上に埋まる計算ではあるが。勝った時こそ補強せよ、は星野仙一の野球に関する発言で唯一まともだと思うのだが、その補強をあまりしていないのが気にかかるといえば気にかかる。外国人野手は本当に獲るのか。土肥と清水は安上がりなりにいい補強だとは思う。先発六番手はどこも不安のあるところで、新外国人を獲って一応の手当てはした、と言えるのではないか。
 G.G.の足の故障が長引くようだと不安ではあるけれど。
 オリバは今年も積極補強。センターラインがしっかりしていて先発の頭数が揃っており、両翼の外国人の打撃は当てになる。強いだろう、常識的に考えて。
 不安は絶対的なセットアッパーの不在とチャンスメーカーがやや弱い点。ただ、そこもボーグルソンに大村と手当てはしている。無論十勝カルテットは崩壊するに決まっているが、平野と岸田が控えているので先発全滅ということはないだろう。川越、ボーグルソンを前に回す手もある。なんだかんだで厚みはある。
 楽天はそろそろかなあ、と。ノリさんとホセでどっちがいいかっつうとまあとんとんじゃね、としか思わないけれど、年々選手が育っている。
 セギノールが100試合以上出場できればそれだけで打線は大いに上向くはず。問題は、交流戦で山崎とセギを併用できないことだが。山崎は代打でもそこそこ結果出してる選手だから却って怖いと言って言えなくはないが。
 先発は岩隈、田中、朝井、永井と揃ってきた。抑えは懸案事項。川岸か、チルダースか、小山か。蓋を開けてみないとわからないが、ここさえしっかりすれば十分戦えるはず。
 ロッテはどうだろう、井口との変則契約が凶と出そう。起用法コミ契約とか、見習わなくていいメジャーの悪習だと思うんだぜ。フロントがバレンタインを追い出したいのはわかるんだけど、にしてもやりすぎなんじゃなかろうか。
 二塁には成長著しい根元がいる。そして福浦の衰えが止まらないのに一塁手でもあったオーティズを追い出してしまった。ちぐはぐな補強、という感じがします。
 九人のレギュラー、六人の先発、抑えにそれぞれ名前が挙がるチームではなんだかんだであるので、五位以下はないと思う。
 五位六位は難しい。
 ハムはマイケルの穴は小さくはないはず。二岡を獲ったのはいいけど、ボッツは新外国人と挿げ替えてもよかったのではないか。ダルビッシュが十個貯金を作るので他の投手は五割でも優勝できます、というトンデモな野球をこの二年続けているわけだけれど、三年連続二桁勝ち越しはさすがにどうだろう。マイケルが抜けたことで、リードしたままマウンドを降りた試合の勝ち星は消えやすくなったはず。二岡はいい選手だが、マイケルを出してまで獲るほどだったか。疑問が残る。
 六位は消去法。若手外野陣が去年少し一軍で結果を出しているのが、新監督を迎えて揃って爆発、という可能性はなきにしもあらずだが、怪我がちなレギュラーがどっしり座ってレギュラーと控えの力の差が大きいという状況に変わりはない。
 投手は中継ぎの弱さは明らか、先発は杉内和田大隣の左三枚はいいとして、新垣、大場、岩嵜、巽あたりは蓋を開けてみないとわからない。斉藤はきっと戻ってこないだろう。上がり目らしい上がり目がない、という判断にはどうしてもなる。

 セは眠いのでまた今度。

 今度イズナウ。
 で、セ。
一位読売ジャイアンツ
ニ位阪神タイガース
三位広島東洋カープ
四位中日ドラゴンズ
五位東京ヤクルトスワローズ
六位横浜ベイスターズ
 巨人は強いと思う。ちょっと先発の頭数不安だけれど。正直優勝を逃す理由がないのだが、理由がない気がしすぎるあたりに罠が潜んでいる気がする。気のせいかも。
 ニ位。まず、大きな戦力流失がない、監督交代で気分一新、最近新任監督は強い。下がり目らしい下がり目はアラフォートリオの年くらいか。メンチが大ハズレでもフォードだってハズレだった。
 広島は強奪被害三球団では一番上がり目がある。マエケンは全身これドリームの塊といわざるを得ない。新球場完成で投手力に上方修正が掛かるだけに、大島あたりにももう一伸びは期待できる。センターラインはしっかりしてるし、飛躍の予感。
 四位の中日は川上・ウッズ・ノリの戦力流出に堪えるかどうか。一年の流出には堪えるけれど二年の流出には堪えない、というのが一般的だが。多少強引に世代交代を促してやることに恐らく意味はある。が、強引過ぎる気はする。
 五位六位は今年と同じ、というのもやっぱりそこまでの上がり目を感じないわけで。由規、村中、増渕あたりは面白いが打線の軸が見えてこないヤクルトにそこまでの上がり目はあるか、というか、ウッズ川上ノリが抜けても中日の強力投手陣中心の野球が大崩れするとは思いにくく、ヤクルトの下に行くとは予想しにくい。強引な世代交代をここで図る横浜は本当に大丈夫だろうか。内川、村田、吉村はいいとして、前後に不安は多い。先発も三浦、寺原はいいとして、他に名前があがるはあがるがあまりに未知数。後ろで言うと、抑えの石井は左殺しタイプではないか。かつてのタイトルホルダー横山の復活に期待。まあ、どん底だけに夢は見られるチームではある。小林、桑原謙、佐藤とか。