用語集。
 昔で言うところの上手い、について。昔で言うところの上手い、というのはなんだ、
1、記号的に感情のエッジを高低アクセントで立てられる
2、1を満たした上で一音一音をまろやかに繋ぐ事ができる
 という事だと思うのね。
 大小アクセントでのエッジング、そもエッジを立てない芝居、まろやかさを排した情緒不安定芝居、というようなものがこの古典的な上手さ概念からは排除されていると言っていいはず。
 所詮表現だから方法なんてなんだっていいんだよね。ちゃんと狙ったところに届くなら。