つよきす

http://d.hatena.ne.jp/K_NATSUBA/20060724#1153861681
 仕切りなおし。
 つまり、エロゲでは女の子が何か問題を抱えていて、それを解決してあげると男主人公/PCに体を許してくれる、或いは体を重ねたりする事でその問題を解決する事ができる、というような展開がね、一般にあるわけですよ。
 なくてもいいんですが。ないほうがアバンギャルドでよいですが。
 ただ、まあ、問題を抱えさせられてしまった女の子が原作のゲームにいてしまった場合、アニメ化に際してそれを放置するのは酷いだろう、という事なのです。その問題は解決してやらなければならない。それがクリエイターのキャラクターに対する誠意というものです。
 でも、原作どおりに男主人公にそれを解決させてしまうと、フラグが立ってしまう。天下のTV番組で重婚を推奨する度胸がスタッフにあればそれでもいいけれど、やはり一本道のTVアニメで結ばれる事が出来る相手は一人になるでしょう、常識的には。
 問題を解決する事で、フラレナオン化、という別の問題を女の子が抱え込まされてしまう。
 これではキリがない。このキリのなさに真正面から突っ込んで妻妾同居世帯のようないたたまれない人間関係を展開してしまったのが『D.C.S.S.』です。他所で男探せよお前ら、としかいいようがないわけですね、ああいうのは。眞子のが可哀想だと思う、なお、ことりよか、ある程度作中で弔われる。
 でも、じゃあと言って男を探させるのは俺≒PC≒男主人公の潜在的な恋人であるはずの「ギャルゲー」キャラであるからして抵抗が在るわけです。
 ではどうするのか。
 女友達だって悩みをなんとかするくらいはできていいじゃん、というのが今回の『つよきす』の提案。
 じゃあお前女同士フラグ否定すんのか。ま、当座は。無理して百合百合いうこたない。
http://flurry.hp.infoseek.co.jp/200308.html#02_1

君、あのね。あゆが奇跡を起こして栞を救ったとしたら、今度は、あゆを救うのは誰か他の人なの。分かる? そうやって奇跡の連鎖が起こるわけ。

 つまりはそう言うことです。
http://d.hatena.ne.jp/K_NATSUBA/20060404#1144147618

わしゃ世界の広さを福音とみなす話に弱い。

 好きってことさ。