http://blog.goo.ne.jp/skripka/e/60847b1c8adf936c54bd5648eb65a264
 んー、言いたい事はわかるが。

  • 堀江由衣のブレイクはもう少し前まで遡る。
    • 初主演の『鉄コミュニケイション』(1998)で主題歌を歌っていたのは、デビュー当初から次世代のスターに仕立て上げる計算が誰かにあったことを物語るだろう。
    • 1999年の『ToHeartHMX-12マルチ役は大きかった。
      • というか、マルチ・咲耶とギャルゲー*1超大作の一番人気に次々と配役された事で、事務所の強引過ぎる押し、が巷間語られていた記憶がある。
      • あの頃のマルチ人気、てもうみんな忘れてるのかなあ。忘れてるんだろうなあ。
  • アーツビジョン的にはポスト林原であり、同時にポスト椎名へきるでもあったはず。
  • 田村ゆかりやまとなでしこ結成当時の位置づけについて。「堀江由衣と田村とかいう人」という認識が多数派だった。
    • 堀江アンチが夢を託した仮想の”理想的アイドル声優”として、まずは田村ゆかりは支持された。
    • そういう意味では、当時『新白雪姫伝説プリーティア』は注目された作品だった。田村ゆかりの方が堀江由衣より出番が多い、ということで。
      • そして終盤の展開にゆかりんはやっぱり引き立て役だった、とみんな萌え萌えしていたのではなかったか。
        • 田村ゆかりは今の落合祐里香のような、かわいそう声優と目されていた。
          • それは間違っていた、という立場ならば話はおしまい、だなあ。
            • 余談。「いたずらに堀江憎んでないか 招かれるままに田村へ流されてないか」というのは俺が田村ゆかりがブレイクしだした2002年ごろに作った『エンゼルコップ』ED・クレヨン社「痛み。」の替え歌なのだが、これは、そんなかわいそう声優から、『おねがいティーチャー』あたりを契機に離脱し、無文脈的なロリータファッション=オタク系アイドル声優としてフィーチャーされ出した時期の空気への違和感を表明したものである。
              • そういう意味で、声優別ヲタの特性*3の「実はゆかりん以外はあまり興味がない」には隔世の感がある。何故ならそもそもは堀江由衣へのマイナスの興味でだけ、持ち上げられたはずの声優だからだ。
  • 第三次声優ブームについて。
    • 92年以降、て言わない? 普通。
      • 第一次は60年代。野沢那智あたりを中心とした、外画吹き替え声優人気。
      • 第二次は70年代末から80年台前半。アニメブームのスリップストリームスラップスティックあたりが象徴。
      • それから80年代末のNG5あたりを中心とした、『鎧伝サムライトルーパー』ブームを背景とした男性声優のプチブーム。これを第三次とする説、これを第三次声優ブームのはじまりとする説もある。
      • で、『セーラームーン』以降のブーム。NG5の扱い次第で第四次だったり第三次だったりする。
        • てのはほぼいきぺであの声優の項に書いてあるよ。大体同じ話を俺は日本で一番声優に詳しい人から直に聞いてます、なお。アニメライター周りじゃ大体共有されてる常識なんじゃなかろうか。
      • 2000年代以降を第四次*4と考えるべきではないか、という説もあるそうな。これはいきぺであ情報。
      • どの道、90年代後半、を取り出す考え方はあまり一般的ではない。
  • ところでそもそも堀江由衣っていい声優なの?
    • 吾人今はそう評価してますが、2001年くらいはフッツーに反発してました。
      • 堀江由衣を上手いと思ってるかどうか、で声優ファンとしての世代は知れる気がする。
  • つくづく、声優サッカー論*5は日本語で書いておけばよかったなあ。

*1:ToHeart』のPS版はまあ、であるということにしておく。

*2:http://lunette.exblog.jp/6819787/「どうでもいいが、水樹奈々は決してスターチャイルドのポスト林原ではないと思うのです。なぜならば、スタチャではなくVC制作部だから。キングビル内での階が違う。」ということで、ここは訂正します。

*3:http://nuruwota.blog4.fc2.com/blog-entry-917.html

*4:NG5次第では第五次。

*5:http://kaolu4seasons.hp.infoseek.co.jp/okiba/seiyuu_1.htm