終了アニメちょい感想。
 順番は思いついた順。

 根谷美智子の すごい 鬼プレス
 正直俺はそれだけで大喜びだ。無印もそんなには面白いと思ってなかったのでなんか不満はないです。山川琴美にもうこれやらせるんだ、てあたり、結構嬉しいサプライズだったし。

 文句のつけどころのないアニメでした。

 同上、というのもなんだが、うん、まあ、そうね。

  • ヒロイックエイジ

 銀の種族の区別がよくわかんなくなったあたりからこう、ついていけなくなり。あと俺ロボがバトる背景としての宇宙空間が苦手。

 これがまるでわからんかった。岡天監督と恐らく俺様相性最悪なのでないかしら。いや、なんか、面白がれたことないのよね、岡天作品。えーと、主人公の木内は契約者なんだけどちょっと他の奴とは違うんだぜこれってどういうことなんだろう、って話、であることをいつまでたっても明示してくれないのが苦痛で苦痛で。スゴパワー残虐超人と思いきや、あれ、意外とハートフル? とかそんなパターン展開をぼーっと待ってられるほど気ぃ長くないのだわ。『スティグマ』とこれというよしこid:YOSHIKO-MORyの好きアニメがどっちもまったく面白がれなかったのはちょっと忸怩たるアレが。

 なんか、目滑りがして耐え切れんかった。作画ってどうでもいいですよね、結局。

 楽しかった。
 いや、うん。なんか。作画ってどうでもいいですよね、結局。

 原作を読んでいたのでああ、まんまやってんなあ、と。多分未読のほうが楽しめるような。野球をよく知る右打ちセンターライン三番打者声優に日野聡がきっちりなりおおせていたのがよかった。倉橋! 倉橋!

 同時に色んなものを狙いすぎてあれ、どう受け取ればいいの、と思っているうちに無体な暴力的展開が始まってさらにいよいよどうすりゃいいんかなこれ、というのは俺が後藤圭二監督作品から常に受ける印象です。
 でもわかりやすすぎる最終的な狙いをひたすら隠そう隠そうとして結果なんの驚きもない退屈な展開を繰り広げるだけの岡天作品よりはまだしもフックを感じる。岡天とゴッキーどっちが好きかは今後俺と趣味が合うかどうかのチェックに使えそうな気がするなあ。
 えーと、これ、整頓すれば、まずはお遊びめいた決闘ごっこの安全さをきっちり示して、で、馬鹿馬鹿しくも燃える展開*1を存分にやっておいて、13話くらいで実は安全なようだけど人死にばんばん出るんです、とバラす。その人死にの重さを背負いながらバトルをまあちょこちょこ続けて最後にはその人死にを隠蔽してただか引き起こしてただかな黒幕とバトればいいわけですよね? でも、そうはなっていない。初っ端から民間人ばんばん死んでる。あれ、それじゃあワイセストワールドウォーってそもそもそんなに賢くなくね?
 いや、最終的な結論としてはそれでいいのだ。いいのだが、実は賢くない、と言いたいはずなのに実、に対比されるべき虚、が全然描かれない。
 で、そうなってくると、そういう対立図式を仕込んで欲しい、というのがこっちの制度的な思考であった、と気付かされざるを得ないわけです。
 あまりに明らかに微妙な何かが自律的に走り続けてしまっていて、そこに骨絡みにされてしまう、という感覚。その微妙な何かの中で時として、向こう、が見える。リアルといえばとんでもなくリアル。面白いのかっていうと、そんな事は問題にならない先鋭性がそこにあると何故気付かない、とさえ言いたくならなかないが、いや、結局苦痛でまではないだけでつまんなくはあるんだよね? ええ、まあ、そうですが何か。いや、でも、多分今一番語られねばならないアニメ監督はゴッキーですよ。間違いない。あまりに理屈じゃなさすぎる。

 いや、まともだったんでないかな。まともだったと思う。

 基本的には想定の範囲内レフティで揃えたキャストも藍ぽんの説得力に一回流されちゃうともう違和感持てなくってねえ。

 最終回録り損ねた。評判いいみたいなので残念。
 面白かったような気がする。深見・富沢が出なかったのは残念。

 きみきみと桃ちゃんのブルマ姿が見たかったなあ。
 エンディングが好きだった。
 本編も分り易くて好きだった。

 おもしかった。
 それだけか。それだけだ。
 力なくす回の花田十輝脚本がちょっとずば抜けててさすが本職、と思ったよ。

 原作も買っちゃった。
 原作のエロいとこ、ちょっと緩くしてるのね。京パパの京おっぱい視姦とかとまりが哉純の乳首どーん、とか。
 かなりまんま、ではあるんだけど、よく出来てたよね。原作がかなりストーリー性強いからそれをゆるゆるおっかけていけばまあよかったわけで、それがちゃんと出来ていた。
 「片道きゃっちぼーる」はナウヘビロテ中。

 正直シリーズ最高傑作なのではないかしら。最終回の冴えないコンテにちょっと安心。

 『sola』に引き続いてのスーパー本多陽子タイム。
 石毛佐和は母親役のほうが向いてるかも知れない。
 先生とダンディさんの関係が発展しなかったのはちょっと残念。

 他愛もなくてよかった。

 序盤のモブっぽい人とか親父とかが若書きの原作のお話の都合で悪役ー、という感じがどうにも拭えずてへり、と思ってしまって以降、乗り切れなかった。
 人の迷惑を省みない人たちの話は嫌いじゃないはずなんだけどなあ。

 あとなんかあったっけ。まあいいや。思い出したら書く。

*1:それこそ『Gガンダム』とか『レッドバロン』とか『ダイガンダー』みたいな。