http://d.hatena.ne.jp/gccbbs/20071030#p1
 えーと、カットひとつひとつをもう少し長回しにして場面転換で一拍置くだけで『CLANNAD』は俄然見られるアニメになるのは確かだと思います。そうする事でエモーションとリズムをちゃんとコントロールされれば、因果のおかしさは気にならないはずで。
http://www.style.fm/log/02_topics/top020125int.html

小黒 4つの関係の話ですよね。善十郎とマユリという昔結ばれなかった2人の関係、どれみのおじいちゃんとお父さんとの関係、あいちゃんとどれみのおじいちゃんの関係、それから、あいちゃんの両親とあいちゃんのおじいちゃんとの関係。この4つの問題があって、それが30分の中でまとまる。それも理屈じゃなくて、「なんとなく」まとまる。
(中略)
小黒 なんとなくだけど、ちゃんとまとまっているのが凄いところですね。(中略)ストーリー的にはおかしいんだけれども、そこを音楽の高まりと、映像のテンポで「えいやっ!」と持っていったわけですよね。

 一般に、映像のテンポに身を任せずストーリーの因果の厳密性に拘泥してしまうのはインターネッターのラウドマイノリティ性の典型ではないかと。
 いや、『CLANNAD』の脚本がいいとは言わないつーかダメだと思うけれどもっと問題なのはその因果のユルさをそれはそれでありにする演出がされていない事だ、と言いたい。