http://d.hatena.ne.jp/y_arim/20080928/1222597368
 クリエイターがプロを目指す動機ってオリジネーターになりたい、技術的な高みに上りたい、生活を創作だけで埋め尽くしたい、お金がほしい、ちやほやされたいあたりのアマルガムだから、ネット上の二次創作を褒めそやされた=ちやほやされただけでプロにならなくていいやって思えちゃう人って多分つまりそもそもプロを目指すモチベーションを持ってないんだと思うんだな。さっき挙げた五要素のうち四つを欠いているわけだから。
 俺がどうだってんじゃなく、一般論として。
 プロへのモチベーションが強ければ、ネットで褒められたら、自分の才能に自信を得て、プロを目指す努力にさらに熱を入れるんじゃないかしら。
 アマチュアである程度のところまでいくことで見えてくるプロの凄みってあるはずで、自分でアマチュアレベルとわかっているものをど素人にプロ並みですよって褒められることでかえって胸にわき立つなにかがある、というか。その一方でトップアマとして生きることとプロとして生きることの差異が小さい世界ってのもあって、山本弘が多分に帰属意識を持っているであろうSFファンダムというのはそういう世界のひとつだ。アニメ業界はプロアマ格差の本来激しい世界で、ある程度の技術を身につけようと思ったらプロになるしかなかったし、現に山本弘が挙げている動画はそれぞれに下手なので、そんなに危機的状況でもないと思う。