最近のいろいろ。
 また転びました。
 右ひざ半月版損傷による膝抜けで。この前飛んだときにやってたっぽい。
 しかし人は外傷どうでもいいが筋肉関節骨格にヤベエなんか来てる、という感覚をなかなか理解してくれませんね。ただの擦り傷のほうばかり心配される。
 えー。

  • 三上小又ゆゆ式asin:4832277944
    • かくのごとき作品の存在自体がまさに忌々しき事態であります。いわば萌え四コマの『Sense Off』。どの辺が? 考えすぎGirlsが大挙登場するところ? 成瀬の立ち絵のパーカーのざっくりした皺におおって思わされたような意味で地味に絵がうまいところ?
      • ジャンルの成立する条件が人物の指向性と人物同士の関係性にあからさまに骨絡みになっているところ。
        • 情報処理部という空間が三人、ことに縁によって極めて意識的に維持されていることを描き出している。縁が幼馴染の唯との間にゆゆこを敢えて挟んでいることにまさに忌々しくもおぞましい女同士の欲望の影がちらつくわけで、あれだけわかりやすくいちゃついているのに何か隠された欲望の匂いがする。エロい。
  • 公野櫻子Baby Princess(1)』asin:4048677713
    • ゴッドの人物の内面への踏み込みの無造作な鋭さがたまりません。
    • 絶対厳守の決まりを守らされる、一度入ったら抜けることはできない。天使家はどんな危険な組織だ、と思った。
    • 電車で行くしかないわね
      • 麗が小学四年生だった。とてもかわいい。
    • 立夏が案外考えすぎでぞわぞわする。
      • 麗が泣きそうなタイミングを見計らって騒ぎ出すところとか。
    • あと特筆すべきは星花さんですか。
      • この子も抑圧されてるよねー。
        • ふぶふぶから夕凪さんのイノセンスを守る戦いが今後本格化するのかと思うと切ねえ。
          • 星花さんにしろヒカルにしろ麗にしろ、イノセンスを見ると守ろうとするのはどれだけ抑圧されてきたかの裏返しでもなくはない。
    • 上のほうは海晴姉さん以外よう立ち切らなかった印象。
      • 春風さんはハタから見たらただのヘンな子だコレ。
      • 霙姉さんは底意地の悪さばかり際立っちゃったよねー。
      • ホタはあんまし出番なかった。
    • 姉妹百合的には立麗でした。
    • これ。http://d.hatena.ne.jp/Thsc/20090418/p2
      • 麗の視点に立つと、トゥルー家(小説設定の天使家に限らず)は非常に抑圧的なムカつく場である、というのは『べびプリ』読解の基礎の基礎であって、そういう意味では外してはいないのではあるけれど。
      • まあでも人物の無神経な内語を描いた箇所を指して作者の無神経を言うのはあまりに無理筋。
        • こんな無神経な人物をフィクションに登場させるとは無神経だ、というのはまあ成り立つけど、全員が全員腹の探り合いをしつつ互いへのリスペクトを忘れない小説、というのも怖い。
        • ヒカルが姉妹を本当に愛していることと麗を適当に懐柔してやらねばならない面倒くさい、あるいは決まりきった方法で懐柔できるチョロい人物であると看做していることとは別に一人の人物の中の同時に存在して何もおかしくはないような思考ではなかろうか。
          • あえて言えば、ヒカルの人間味のよくかかれている部分だよ、その無神経な物言いは。
            • ヒカルって無神経だしわかってないし、でも善良だしその情愛はどこまでも真摯なのであって、であるということは麗も理解している。だからhttp://gs.dengeki.com/suteki/blog/2009/01/26/post-294.htmlというような反応にもなる。人情の機微ですよね。「日記書きたくないなんて――/本心じゃない」というこれも無神経にもほどがある決め付けを、その内容自体の是非はさておき、裏切れない。
      • こういうのを見るとキャラクターって言葉は危ういなあと思う。キャラクター至上主義ってのはなんつうか、往々にして万能の藁人形としてのみ立ち現れますよね。
  • アニメとか。
    • けいおん!』とか普通に楽しいです。京アニ元請作品では私史上一番楽しんでいると言っても過言ではない。
      • 文化祭の回、唯と律がおすもうさんごっこをする場面、豊崎愛生のおすもうさん風小芝居の完璧さと佐藤聡美の調子に乗ってる女子高生の範疇を今一歩出られない感じ、あそこの対比はおお、と唸らされたんだけどあの佐藤聡美の芝居はわざとなのかなあ。だったらすごいなあ。
        • 声優アニメとしてはかなり隙のない配置で唸らされます。
          • 無論、『スケッチブック』の時に今の日笠陽子あるを予測できなかった自分の不明を恥じさせられる辛さはあるのだが。
            • 悔しいので早晩後輩のキャスト予想エントリを仕立てて鶴岡陽太ファンとしての面目を施せればいいなと思います。
              • 妄想じゃなくて? ええ。
          • 藤東知夏がよい。某誌鼎談で四人では誰がって聞かれたとき「和って答えるのも寒いな」って思ってしまった自分を責めて止まないくらいには。
      • Cagayake Girlsといいつつ撮影仕上げでキラキラさせてない件。
        • まだ輝いていない、だからこれから輝くんだ、という含みですね。
        • デフォルメの利いた動きを強調してみたり、効果を地味にしてみたり、実のところあまり京アニらしくない画面作りなんじゃないかと思う。
    • バスカッシュ』とか『初恋限定。』とか『クイーンズブレイド』とか『戦国BASARA』とかが楽しいです。
      • 東のエデン』も絵作りが劇場への目配せたらたらでへんにゃりするけど『精霊の守り人』よりは退屈せずに見ていられています。画面が明るいからだな、これはひとえに。TVなんだから切り返せよっていらいらはするんだけど。