http://lunette.exblog.jp/4918970#4918970_1

清純派ないとこ/近所のお姉さんに子どもの頃憧れていたけど、男と駆け落ちして、女ってわかんないなぁというプチトラウマを植えつけられたい声。

http://d.hatena.ne.jp/evataka/20060615#p2

フェアリーテイル的な同級生としてかなりの達成度

 俺の述語では、どちらもロー美人度を若さゆえの過ち感に読み替えていくという事ですね。
 能登の「俺にはすごい美人にしか見えない」*1ていうのは、客観的な評価の入り込む余地を与えない強固さを持っているんだけど、伊藤静はそこまで強固な幻想をは保証してくれなくて、その脆さが幻滅の地平に我々を導いてくれる、と言う事。
 なるほど伊藤静の正解はこのあたりか。てこら『スタオペ』がそうだったところだなあ。
 

 はてブにレス。
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/K_NATSUBA/20060614%231150315853

エロゲの声優さんの生活状況を鑑みつつ、隠れた才能の有る子は出来るだけ続投し世間に発掘されて認められて欲しいのが自分の個人的心情、確かにここに書かれてることは尤もだけど。

 エロゲとアニメで求められる演技って全然違いますからねえ。*1隠れた才能の有る子ってのも難しい気がします*2
 あと単純に時間給で考えると、アニメのアフレコよりもゲームのアフレコの方がお得だったりするはず。
 

*1:というのは実は建前で、クリックで感情的な連鎖が切断されるゲームと相手の声を受けて芝居していくべきアニメ、と今は必ずしも言えない。というのも読むだけゲーのプレイヤーの予期する「次の台詞」はアニメから切り出されたかのごとき相手の言葉を受けて声調を切り替えていくようなものに近づいているから。だから、最近ではエロゲ専業的な声優よりもTVアニメ的な声優の方が大作では歓迎される事態になっており、そのような起用がそもなされていなかったというのが『おとボク』が突発的にヒットした作品である事の証左であるとも言える。

*2:実際には、エロゲ専業的なところからスタートして、エロゲと無関係のTVアニメでレギュラーを掴んだ声優もいるにはいるが、それも多くはエロゲのアニメ化から足掛かりを掴んだものではないケースの方が目立つ。

http://d.hatena.ne.jp/K_NATSUBA/20060103#1136835083
 色々参考になりそうなので再掲。
 あと。
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://b.hatena.ne.jp/entry/http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1147355180/715-717n
 キャスト変更=商業主義、キャスト固守=作品主義みたいな固定観念がこれほど根強いとは思わなかった、というのが正直なところ。
 声優をマーケティングの一要素としか思っていない人間が作品への愛を語るってのも分からん話だ。
 

ゼーガペイン

 凄まじく隙のないエピソード構成とやや冗漫で説明的なキレのないダイアログという、また偏った能力のライターだなあ監督か? と思ったら眞頼たんでした。
 この人こんなにこんなんだっけ?
 と思って6話と1話を見返す。
 あー。普通にキレキレだ。
 テンパった叫び合い・空はキレキレ、何ということもない表層的な日常会話も上手いけど、心の通い合った和やかな会話だけはあんまり上手くないのか、関島眞頼
 ダイアログのキレって要はディスコミュニケーションを細かく挟み込めてるかどうかだから、叫び合いの方がキレを出しやすい*1ってのはあるにしても、あまりに、ラブラブ和む事を求められないヒーローものに偏った能力。
 ますます好きになった。
 
 ところで今見返すとやばいね。
 キョウの気持ちがどんどんカミナギに傾いていくその後の展開を知りながら聞くシズノ先輩の「私を信じて」という柔らかな口調の切なさとか、身を攀じ切られそうになる。
 ついき。
 なんか川澄と久川が下手なだけな気がしたよ。下手って言うか、リアリティがかみ合ってないっつうか、川澄が役柄上深みが使えなくて久川もいつもにまして上手く上滑れてない相乗効果。
 さらについき。
 川澄は本来、安っぽい二面性をそうと知りつつ萌えどころに聞き做させる名手であって、それは「札幌ススキノ雨の25時」など聞けばパツイチでお分かりいただけるっていうか『おねてぃ』とかもろそうで、ただ、そのわざとらしさを今回は使えない特殊な事情があって、それは結局先輩キャラを立てるために、ひっくり返るギリギリのゾーン、東ユキやメルフィナ*2の時はそこしかなかったデス清純声を封印してるから、なんだよね。なんつうの、『はじめの一歩』で言うところの唐沢戦を川澄は今回やってるんだけど、それが裏目に出た感じ。一方の久川は流石に川澄の親友をやるには若くない、というのがあって。その若さはまだなんとかなくはないはずなんだけれど、それを使うと今度は家中宏の恋人ではいられない。じゃあそれぞれオルタナティブが誰かいるのかって言うと、物凄く難しい、ていうかいないのだけれど。家中宏を諦める? いやそれには勿体無いパフォーマンスしてるよね。

*1:人の話聞いてる場合じゃないからねえ、そういう時って。

*2:ってメルビナに似てるよね。マクガーレン社の社長令嬢であるところの。狂おしくどうでも良い。